1)種をまく場所や苗を植える場所を作る

種まき・苗植えの準備作業では、
土を耕して、畝をつくります。

耕すというのは、クワやミニ耕耘機などで、堅い地面を砕いて掘り返すことです。
耕す前に、堆肥や土壌改良材を土にまいておいて、耕しながら土に混ぜ込んでいくことを「すき込むと言います。
畝は、野菜を植えるために土を盛り上げた場所の事です。

耕す目的には、
 1)固い地面を砕いて、野菜の根が伸びやすくする
 2)堆肥や土壌改良材をすきこんで、土づくりを進める
 3)畝立てやマルチング、種まきなどの作業をしやすくする

などがあり、
畝を立てる目的には、
 1)土を盛り上げて、水はけを良くする
 2)野菜が植えてある場所とそうでない場所を区別する

などがあると言われています。

実は、土を耕さない「不耕起」方式でも、それなりに野菜の根は土の中に伸びていきます。
堆肥や土壌改良材による土づくりを進めるのは、必ずしも種まき・苗植えの準備段階である必要はありません。
例えば、「何か」の時に地面に堆肥や土壌改良材をまいておいて、草取りなどの作業をすれば、
堆肥や土壌改良材は、「自然に」土に混ざっていきます。
また、高さが周りの地面とそう変わらないような畝に野菜を植える場合もあります。

耕して畝を立てる目的としてかなり大きいのは、
「ここに種をまく(苗を植える)」と場所を明確にする事ではないかと思われます。

畝を作っていないと、どこに種をまいてよいかわかりませんし、
芽が出る前や、苗が小さく目立たないうちは、あまり、通路と区別がつきません。

畝を作るためには、土を盛り上げる必要があるので、
それなりに土が砕けて柔らかくなっている必要があります。

また、種をまいたり、苗を植えたりする場合も
土の塊がない方が作業がしやすいと思われます。

つまり、ここに種をまく(苗を植える)と場所を確定させ、
後の作業をしやすくする準備として、耕したり
畝を作ったりと言う作業が必要になるわけです。

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