4)マルチを張る場合の注意点

保温や防草を目的として、畝に「マルチ」と言うポリシートを張る場合があります。

平畝にマルチを張る場合、
植え穴が全て畝上面の平らな部分に入るとともに、
マルチの裾が十分に土に埋められて、
風でマルチが吹き飛んだりしないようにする事が必要になります。

マルチの幅や植え穴の開き方については、
様々な種類がありますが、
裾はたいてい埋めるのに最小限の長さしかなく15cm程度です。

そこで、マルチを張る平畝を作る場合は、植え穴がある幅(図のB-C間の幅)が
平らに均された畝を作るようにします。

マルチは密着させないと、種まき後に発芽しにくかったり、
発芽が不揃いになったりする事があります。

畝の上部を平らに均し、
シワにならないようにピンと張るようにしましょう。

B-C間のすぐ外側からマルチの裾を本来の地面に向かって垂らし、
土で埋めていきます。

この時、裾幅より広めに、ある程度平らになるように土を盛るようにしましょう。

裾を埋め方が不十分だとマルチが風で飛ばされやすくなります。
このため、実習で「もっと沢山、土を盛って埋めて下さい」と注意されると
図のB-D間に土を盛り上げる人がいます。

しかし、Dの部分に本来の地面までの「崖」のような急斜面を作ると、
その急斜面が崩れると、マルチを抑える土が少なくなって、
風で飛ばされやすくなります。

マルチの裾がある場所より外側に土を盛って、図のEぐらいの位置に
急斜面が出来るようにすると、斜面が崩れてもすぐにはマルチを抑える土が
少なくなりません。

なお、マルチを張る時は、こうした「裾」を埋めるための幅まで見込んだ上で、畝と畝の間隔を
設定するようにしましょう。

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カテゴリー: 1alvcm
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