投稿者「初穂」のアーカイブ

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野菜配達にトライクは向いているか

僕が子供の頃、オート三輪で野菜を売りに来るオジさんがいました。

今から考えると近郊農家の人かなんかだったのだと思います。

そのオジさんのオート三輪がやってくると、
僕の母親を始め、ご近所の人たちが群がってきて
野菜を買っていました。

今の日本では、オート三輪は生産・販売されていませんが
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットのような
事業を考えると、オート三輪はとても役立つように思います。

実は、途上国・新興国では、今もオート三輪的な
車両は健在です。

僕は30代の頃、環境調査の仕事でしばしば中近東に行きました。
この記事の冒頭に掲げたような三輪タクシーが使われている地域もあり、
僕もよく使っていました。

現在、日本で使われている三輪車には、
宅配で使われている三輪バイクのような小型のものと、

中型・大型のバイクを三輪にしたものがあるようです。

宅配の三輪バイクは、原付き扱いになっているものがあり、
それだと、制限速度は時速30キロです。
また、広い道では「二段階右折」をする必要があります。

自動車として、車両登録をすれば、時速30キロ制限はなくなりますし、
二段階右折の必要もなくなります。

ただ、積載量は30キロまでですし、雨除けの屋根までつけると
かなり高額になり、同程度の価格で中古の軽自動車を購入出来ます。

軽自動車の方が荷物もたくさん積めますし、
中・長距離の運転でも疲れにくいので、
コストパフォーマンスに優れていると思われます。

(地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットでは、
見沼・川口の農園と都内を結んで半径20-30キロ圏を
一日中移動しながら、野菜の配達を続けます。)

ホンダのカブをトライク仕様に改造したものも
あるようですが、
大量の荷物を積む事は出来ず、
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットには不向きと思われました。

中・大型トライクはどうかと言うと、
「遊び」、「スポーツ」目的の車種はあるようですが、
「業務用」はあまり見かけません。

そもそも、業務用のオート三輪が廃れた背景には、
大量に積めて中・長距離圏を移動するなら軽自動車、
手軽に近距離宅配がするなら原付や二種原付バイクの方が便利と
考える人が増えた事にあると思われます。

海外で郵便配達等に使われていて、
100キロ以上の荷物が積めると言うトライクの
代理店の方とも相談してみたのですが、

実は、日本では部品の調達にどのくらい時間がかかるか
不明な点が多く、

故障した際に、業務の中断が長引く可能性があるかもしれないと
言われました。

安定的に野菜宅配サービスを継続する上では、
こうした修理にかかる時間も重要な要素です。

この外国産業務用トライクには、僕はかなり魅力を感じ、
まさに、現代版オート三輪として、
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットに
ピッタリの車種だと思いました。

しかし、実際に業務で運用してみると、
自動車でもバイクでも、

時々、不具合が起きるのは事実です。

その際の復旧時間が予測しづらいのは
やはり困ると考えて、結局、断念しました。

オープンデータ活用!気象データで野菜の生育&相場を予測「てんとうむしプロジェクト」
「自動車教習方式」。2日間で野菜栽培の基本技術を学ぶ、基礎講習。

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ダイソーの野菜カッター

ダイソーの野菜カッターを試してみる

菜園起業&半農生活「便利グッズ」コーナー第一弾は、
ダイソーのハンドル野菜カッターです。

なんで、これが便利グッズなのか?

それは野菜を買う人、育てる人は、
おウチでお料理をする人だからです。

僕が野菜販売を始めた頃に比べると
マルシェなどでの野菜の売上は激減しています。

客単価も低くなっていますし、
買う人も減っています。

ある時に言われたのは、
「家で料理するのが面倒」と言うセリフでした。

「トマトはどうですか?」と勧めたら
「切らなきゃいけないじゃないか」と言われました。

つまり、トマトを切るのも面倒な人は、
おウチでは料理は作りません。

そう言う人は野菜を買わないのです。

逆に宅配で葉っぱ付きダイコンをお届けしたら、
いろんなお料理に使えると喜ばれた事があります。

そういう経緯を経て、
僕は地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットは
「おウチでお料理する人に売る」と言うマーケティング方針を
採用するようになりました。

したがって、ダイソーのハンドル野菜カッター、

紐を引っ張るだけで野菜が切れると言う商品が
菜園起業&半農生活便利グッズになるのです。

さて、とにかく、使ってみました。
まず、100均のダイソーですが、
このカッターは300円です。


箱から出してみると、こんな感じでした。


畑で育ちすぎた太めのキュウリを一部切っていれてみました。


どうやら太すぎて、容器に収まりそうもないので、切断。蓋ができるぐらいの大きさにしてみました。


蓋をして紐を引っ張ると、歯が回転し、野菜が切断される仕組みです。
4回転させるとこんな風になりました。


更に回転させると、細かくなっていきます。


お皿に盛るとこんな感じです。


ミョウガとワサビ、シソを混ぜて、お魚を盛り付けてみると、一応、サラダが添えられた焼き魚定食っぽくなりました。

実は、育ちすぎ&太めのキュウリでも、こうして細かく刻んでしまうと、サラダっぽく味わえるのです。
包丁&まな板だと、なかなか、こういう風に細かく刻む事ができません。

と言うわけで、ダイソーの野菜カッター、手軽に野菜サラダが作れる商品であることがわかりました。

おうち時間に家庭菜園やお料理をする人も増えているようです。
半農生活のお供に菜園産のお野菜を簡単にサラダに出来るアイテムはいかがですか?

おうちにいたら、野菜を届けてくれた。おうちに帰ったら、野菜が届いていた。何して食べよう。地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット

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問屋街イメージ写真

「業者」も顧客、仲間だと言うこと

台風で農作業が出来ないの間、

問屋街に見物に出かけました。

東京の上野や神田、日暮里、馬喰町界隈には様々な業種の問屋街があり、
僕は時々出かけます。

もちろん、仕事で必要なものを買うわけですから、
こちらが「客」でお店側は「業者」と言う事になります。

では、お客様は神様なんだとばかり、
業者に威張ればいいかと言うとそれは違うんじゃないかと
思うわけです。

実は業者の人も顧客であり、仲間なのです。

多少古い本になりますが、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」と言うのが
ありました。

あの本の冒頭で、「顧客」とは誰かと言うのがあったと思います。

野球を見に来ている観客だけでなく、当の野球部員も含めて多様な人達が「顧客」なんじゃないかと言う考察が
なされていた記憶があります。

実は、以前に自治体の環境計画を作るお手伝いをしていて似たような話を聞いた事があります。

例えば、地域の農地でも森林でもいいのですが、
そう言うのを守っていきたい

みんなで計画を考えようと言う時、
例えば、森林なら、林業関係者とか、地域住民とか、遊びに来る観光着とか、
様々な立場の人が「関係者」で、そうした関係者の人達の考えを聞いてみるところから
計画づくりは始まるんじゃないかと言うお話です。

企業の場合、ステークホルダーと言う言い方をするようです。
株主、従業員、商品やサービスを買う消費者、取引先、
いろんな人がステークホルダーとして、その会社に関わっていると言う見方です。

分野によって言い方は変わりますが、
変わっていないのは、
とにかく、ある事業なり計画なりに関わる多様な立場の人達みんなを
仲間とみて、一緒にやっていこうと言う姿勢が大事と言う考え方だと思います。

さて、今回、問屋街に行った目的は、今後の野菜宅配の企画に役立つ材料探しです。

地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットは、コロナ禍の影響もあるのか、
申込みが急増しています。

そうした中で、今後の企画のあり方をどうしていくのか、
このところ考えていたわけです。

でまぁ、問屋街に行くと、
実はお店側でも、今後のデリバリーに役立つ商品・情報特設コーナーを
設けていたり、

今、こんな事を考えているんだけどと話すと
けっこう、いろんな情報を教えてくれるわけです。

つまり、情報交換が大事で、
情報交換のためには、こちらが客だから偉いんだ的な発想ではダメなわけです。

むしろ、いや、この間、アメリカの方の事例でこんなのがあるってラジオで
言ってたとか、

そういう風に、こちらが知っている情報を伝えていく、
そうすると、お店側でも、へー、そうなんですか、日本にも波及してくるかもですね
的な感じで、

自分の商売の役に立つかもしれないと言う気持ちで聞いてくれるわけです。

ここが重要ななところで、「相手の役に立とう」と言う思考が大事なのです。
今すぐ、なにかを買うかどうか分からない「来店者」と話す、
つまり、こちらは、お店の人の時間をタダで使っているわけです。

ですから、その見返りとして、相手の役に立つような情報を伝えてあげる、
そして、相手からも情報を引き出す、

こういう姿勢が大切なわけです。

今回は、2時間ぐらいで、さっと一回りして歸る事にしましたが、
その2時間ぐらいで、一人で考えていては分からない事をかなり学べました。

今後の野菜宅配のあり方についても、具体的なイメージが湧いてきました。

改めて、業者も顧客、仲間だと感じた次第です。

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サラダ大根葉イメージ写真

夏場はサラダ大根の葉っぱ

夏場は葉物や根菜類が育ちにくい季節です。

コマツナや大根、カブなどは、アブラナ科に属しますが、
アブラナ科は非常に害虫が多く、

虫食いだらけになってしまいます。

農薬や防虫ネットをすればよいかと言うと
そうでもありません。

農薬は雨で流れてしまう事が多く、
夏場の集中豪雨や夕立などの後、
気温があがって害虫がたくさん発生する場合には、
効果は限定的です。

また、防虫ネットも育ってきた葉を
上から押さえつける形になるので、
葉と葉が密着しやすくなります。

そこに雨水がたまると、葉が蒸れて腐ってしまいます。

このように、夏場は葉物・根菜類を育てにくい条件が多く、
夏場の供給は、高原や北海道など、
寒冷地からがほとんどです。

そんな中、こお8月、サラダ系の小型ダイコンを育ててみる事にしました。

虫に食べられやすいアブラナ科野菜ですが、
実は、イソチオシアネートと言う防御物質を持っています。

ダイコンオロシの辛味成分は実はイソチオシアネートです。

冬場に採れる煮物系のダイコンが甘いのは、
光合成でできた糖分を根に転流し、
糖の甘さで辛さをカバーしているからです。

夏場に煮物系のダイコンを育てると、
葉だけでなく、根まで害虫の標的になりやすいのですが、
おそらく、虫からみても、煮物系ダイコンの根は甘くて美味しいのでしょう。

逆に言うと、煮物系のようにあまり太く大きくならない品種のダイコンは、
防御物質である辛味成分があまり糖でカバーされていません。

ですから、サラダ系やオロシ系のダイコンの方が、
虫に食べられにくいと思われます。

そこで、8月初旬、サラダ系のダイコンを種まきして見ました。
超猛暑で土が乾いていたせいか、
発芽は通常より1-2週間ほど遅れましたが、
その後の生育は順調。

9月に入ると、葉が大きく育ってきました。
とても柔らかそうな葉です。

もしかしたら、葉もサラダに使えるかもしれない、
そんな期待が膨らみました。

先述したように、育ってきた葉がネットで圧迫されたところに
秋雨の雨が入り込むと、葉が腐ってしまう可能性があります。

そこでネットを外し、1-3週置いているうちに、
今度は根が少しづつ太ってきました。

よし、少し間引き菜を出荷してみようと思っていたら、
根が1センチほどになってから1週間、2-3センチ台に太ってきた頃、
葉は固くなり、かなり虫に食べられてしまいました。

根も表面は虫に食べられています。

しかたがないなぁと間引きではなく、
全部を抜き取り、
虫食いだらけとなった葉を落として、

根だけを洗って、お客さんにお届けしました。

やっぱり、夏場にダイコンを育てようと言う方が無理なのかなぁと
落胆したのですが、

考えているうちに、これはこれで可能性があるのではと気づきました。

まず、超猛暑で土が乾き発芽遅れがあったことを割り引くと、
実質1ヶ月以内で葉が育っています。

ほぼコマツナと遜色ありません。

同時期に種まきしたコマツナは、葉が育ってきた段階で虫食いだらけになっていましたが、
サラダ系ダイコンの葉は、その時点ではそうでもなく、
防虫ネットを外した後も1週間前後は、あまり虫に食べられていませんでした。
また、葉も柔らかそうな様子をしていました。

すると、夏場に「葉物」としてサラダ系のミニ・ミディサイズ大根を育ててみるのは
「アリ」と言う気がしてきました。

大根は、普通25~30センチ間隔、葉物は15センチぐらいの間隔で種まきします。

葉物なみに狭い間隔でサラダ系ミニ・ミディ大根の種まきをして、
葉が育ってきたら、「間引く」ような感じで、
収穫してしまい、

30センチおきに一つづつ苗を残すようにする、
この時、収穫した葉は葉として、お客さんにお届けする。

残った苗は、根を太らせる方向に持っていき、
葉に虫食いが多くなれば、
葉を落として、根の部分だけを洗って
お客さんにお届けする。

こういう風にすれば、
夏場、葉物が不足する時季にお届けできる葉菜アイテムとして、
活用できるのではないか、

そう考えるようになりました。

来年の夏は、サラダ系ミニ・ミディ大根葉の
栽培に取り組みたいと思います。

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約束イメージ写真

約束した事とそうでない事を区別する癖をつけよう

環境計量士の国家試験の勉強をしていた頃、
受験問題集で繰り返し出てきた事が

「有償であると無償であると問わず、継続反復して行う事を業務と言う」

でした。

菜園起業に限らないのですが、個人的な活動やボランティアを事業化した方がいいと
指摘に対して、

よく出てくるお返事が「私達は金儲けが下手だから」です。

こういう返事をする人は、事業と言うものを誤解しています。

事業=金儲けではないのです。
事業が事業である要件は、「継続・反復して業務を行う事」です。

事業の基本は「継続・反復」です。

お金を取る・取らないは別にして、
ある業務をお客さんに対して、
続けて提供する事が大事なのです。

継続する事は、その業務に対して責任を持つ事です。
同時に、ここに行けば、これをやってもらえると言う信頼も生み出します。

そして、その信頼の対価がお金なのです。

さて、継続・反復するために、何が必要かと言えば、
それは「約束した事」と「約束していない事」を分ける事です。

特に真面目な人や優しい人ほど起きるのですが、
周りの人に対して、あれもしてあげたい、これもしてあげたいと
思ってしまい、

結果的に続かなくてなってしまう事があります。

これでは「業務」、「事業」になりません。

何かをしてあげたいと思う気持ちは大事ですが、
それよりも、約束した事はなにかを意識する事の方が大事です。

そして、約束していない事は「しなくてもいい事」です。

お客さんに提供する「業務」を決める事は、
この「約束」の内容を決める事です。

ここまでは約束したんだから、何があっても絶対にやろう
ここから先は、約束はしていないけれども、やってあげた方がいいから、
余裕があったらやってあげよう

この2つの違いをハッキリと意識するようにしましょう。

すべての業務・事業の基本はここです。

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ニンニクの植え付け

ニンニクにはいろんな色があるんだよ・・・♪

猛暑日が収まった見沼菜園クラブ。

今日は秋野菜の植え付けです。

ママがダイコンやカブ、コマツナの種まきをしている間中、
板を集めてきて、
機関車トーマスの線路を作っていたボクが、

ニンニクの植え付けに参加してきました。

ハイ、じゃあ、袋からニンニクのカケラを出したら、
穴のところにおいてね

と言うと、

ちゃんとひとつひとつカケラを出して、
穴にひとつづつおいていきます。

そのうち、緑色のと白いのがあると言い出しました。

そうです。この時季のニンニクは徐々に発芽しようとして、
「緑」がかってくるものなのです。

まだ、発芽準備が始まっていない白いカケラと
緑のカケラがある、

その事が面白いんだね。

更に、このカケラは緑と白の両方があると言い出しました。

みれば、確かに、
カケラの中から出ようとしている芽が透けて見えているのか、
白い中に緑のスジが入っています。

白っぽいカケラでも、真っ白なものと少し茶色っぽいものもあります。

ニンニクにはいろんな色がある、

一つひとつ、植える前に、これはこんな色だよって
お話してくるボク。

よっぽど興味深かったんですね。

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1300年かけて形成された日本の田園景観

奈良時代初期の722年、続日本紀に「膏腴の地良田一百万町を開墾せん」と言う文言が出てきます。

「膏腴」は土地が肥えていること、「良田」は文字通り良い田んぼの事です。
つまり、肥えた良い田んぼを百万町歩作ろうと言う呼びかけをしたと言う記事です。

「百万町歩開墾計画」と呼ばれています。

この「百万町歩開墾計画」が本当にあったのか、単なるスローガンみたいなものだったのではと言う疑問も
呈されています。

他の古文書の記録などを見る限り、どうも当時の日本全国合わせても100万町歩も農地があったとは思えない、
ある研究者の研究によると74万町歩ぐらいとの事です。

続日本紀の前編にあたる日本書紀の壬申の乱記述について、
遠山美都男さんは、二万の軍勢とあるのは、せいぜい200人ぐらいの規模が集結していたとしています。

遠山説では、飛鳥京攻防戦は、十数人で三方から迫る近江朝廷軍を迎撃したとの事なので、
映画「七人の侍」みたいな規模の戦闘だった事になります。

また、日本書紀はヤマトタケルノミコトについて、身長一丈と記していますが、1丈=約3メートルです。
いくらなんでもこんな背丈の高い人はいないと思います。

こうしてみると、日本書紀や続日本紀に出てくる数字表現は、そのまま鵜呑みにできないようなもので、
大勢の兵が集まっていたとか、すごく身長が高かったとかと言う事を大げさに言うために数字を並べていると
みた良いのかもしれません。

ですから、「肥えた良い田んぼを百万町歩作るんだ」と言うお話も
「百万町歩」は鵜呑みにできず、

一生懸命、良い田んぼをたくさん作ろう程度の掛け声だったと見た方がよいのでしょう。

さて、実態の方ですが、どうやら70万町歩程度と言うのが、専門家の意見のようです。
ところで1町歩が1ヘクタールになったのは、豊臣秀吉の太閤検地の時で、
上代の1町歩がどのくらいの面積だったのかは、諸説あるようです。

それらを踏まえて考えてみると、飛鳥時代から奈良時代初期の全国の農地面積は、
60-80万ヘクタール程度だったと言うのが当たらずと言えども遠からずと言うところでしょう。

前回の記事

1960年代、日本史上最大に達した農地面積
で述べたように、

1963年、日本の農地面積は600万ヘクタールを越えました。

つまり、1300年間に7-10倍程度に増えたと言うことです。

ところで、日本書紀にはこんな歌が出てきます。

「つぎねふ山背女、木鍬持ち、打ちし大根、さわさわに汝が言へせこそ 打渡す やがはえなす 来入り参来れ」

つぎねふは、山背(現京都府)の枕詞、
木鍬は、文字通り、木製の鍬の事、

打ちしは掘り起こす、
大根は、あの野菜の大根です。

つまり、この歌には「京都の女性が木の鍬で掘り起こした大根」と言う意味の表現が出てくるのですが、
「二万の軍勢」や「身長一丈」、「良田百万町歩」と違い、リアリティを感じさせます。

重機はもちろんの事、ステンレス鋼製の農機具もなかった時代、
先人達は博物館に並んでいるような木製の農具で地を掘り起こしながら、
60-80万ヘクタール程度しかなかった農地を広げ、

日本の田園景観を作ってきたわけです。

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自動車水温計

改めて、オイル交換はメンテナンスの基本

野菜の配達で使っている車が熱中症にかかりました。

と言うのは、半分冗談で、半分本当かもしれません。

とにかく、オーバーヒートしました。

野菜配達を終えて、もうじき帰り着くと言う時に、
エンジン警告灯が黄色に点灯、

水温計を見ると高い方に振り切れています。

とりあえず、車庫に入れ、翌朝みると、クーラント液(冷却液)が空。

さてはこのせい?と思って、最寄りのオートバックスで入れてもらったのですが、
どうも冷却液が循環していないとの事。

ディーラーに持ち込んで調べてもらうと、サーモスタットが壊れている、
交換したら循環するようになったとの事で

とりあえず、車は動き出しました。

しかし、エンジンから運転席まわりに上がってくる熱気が、
トラブル前に比べて強いような感じがしました。

水温計は正常を示していますし、エンジン警告灯が点くこともありません。

どうしてだろう?と考えているうちに、オイル交換をしてみたら、
なにか分かるかもしれないと思うようになりました。

オーバーヒートした時、焦げるような臭いがしました。
見てもらった時もラジエータから吹いた跡があると言われました。

温度が高くなりすぎて、
ラジエータ内で沸騰が起こり、

液が吹きこぼれたのでしょう。

また、エンジンが故障するほどでなくても、
一時は焦げ臭がするほどの高温になった事は確かです。

それだけ高温になって、果たしてエンジンオイルは正常なのか
変質していないのか、

とりあえず、オイル交換かたがた、その辺を見てもらおうと思ったわけです。

エレメンツ(オイルフィルター)も一緒に替えてもらう事にしました。

オイル交換時にあたったジェームズの人は、特にオイルが汚れていると言うことはないし、
フィルターも別に変わったところはないとの事、

エンジン音も変な感じはしないと述べていました。

しかし、オイル交換後、くだんの「熱気」はなくなりました。

思うに、焦げ臭までするような状態で、
「どこか」に何らかの「詰まり」、「汚れ」、「焦げ」が生じ、
熱気が発生しやすくなっていた、

オイル交換をした事で、
その部分が洗われ、熱気が生じにくくなったのではないでしょうか。

とにかく、オイル交換はメンテナンスの基本だと改めて感じさせられた出来事でした。

オイル交換はメンテナンスの基本

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戦争イメージ写真

1960年代、日本史上最大に達した農地面積

農業はなぜ大切なのか?

そのお話は、まず、日本の農地の歴史を語るところから始めたいと思います。

1963年、日本の農地は、史上最大の面積となりました。

1963年の国土利用割合
※国土庁「国土利用計画関係資料集」により作成

農地面積は609万ヘクタール。これは森林を除く国土のほぼ半分48%です。

森林、農地、河川・水面・水路をあわせた合計は、3228万ヘクタール、国土の85.5%。
宅地と道路は合計しても国土全体の4.2%、森林を除く国土の12.3%に過ぎませんでした。

では、この1963年とはどのような時期だったのでしょうか。

第二次大戦が終わったのは、1945年です。

社会学者・小熊英二は、1945年から10年間を「第一の戦後」、
1955年以降を「第二の戦後」と呼んでいます。

1956年、経済白書は「もはや戦後ではない」と述べています。
同年の厚生白書は、日本は先進国なのかと言うテーマで
様々なデータを取り上げて考察し、

経済水準や所得、衛生面からはとても先進国とは言えず、
途上国なみにとどまっている部分が多いとしています。

1955年に出された厚生省栄養課の「戦後十年国民栄養報告書」では、
戦時中の食料不足により、国民の体格は著しく減退し、
1907(明治40年)頃のレベルまで戻ってしまった、

1960年にはかなり戦前のレベルに回復してきたが、
男子14歳~17歳まで、女子14歳、
つまり、戦時中に生まれた年代の人たちは、
まだ戦前レベルに体格が回復していないとしています。

国民が食べている食料の内容については、
「国民の日々摂取してきた食糧の内容は, ほぼ今日のものに等しく, 従つて, 今日国民の摂つている食物 の内容は,
第一表に示すように大略戦前のそれに復したものと認めてよいであろう。 」と述べています。

ただ、
「豆類, いも類, 野菜類の消費は若干戦前に及ぼず,
戦後はむしろ米麦はかえつて僅かながら増加の催向にあると見られる。」
とし、

「食べられた食糧のうち, 所謂, 熱量を主として供給するものと,
蛋白質, ビタミン及び無機質を主として供給するものと
二つに大別するならば, 第二表にみられるようにあまりにも前者に偏り過ぎ, そのうちでも
特に米のみに重点がかかつている状況は今日に至るも改まつていないのである。」

としています。

すなわち、戦争でメチャクチャになった経済も
立ち直ってきて、先進国とは言えないにしても、
戦後復興の段階は過ぎ、今後は経済成長を目指していくべきだ、

国民生活の方も、タンパク質とかビタミンとかの「質」を
問わず、カロリーが満たされているかどうかで言えば、
一応満たされるようになってきた、

そして、いったん、戦時中の食糧不足で成長が止まっていた人たちも
体格が向上するようになってきたが、
まだ戦時中に生まれた人たちは、戦前の水準には戻っていないと言う
状態、

これが1955年~1960年、「第二の戦後」が始まった当初の状況だったと言えるでしょう。

これが1965年になると、1960年に14歳だった男子(当時19歳)の人も、
戦前なみの体格に戻ってきます。

1960年には、池田内閣が「所得倍増」を掲げ、
以後1970年頃まで高度経済成長が続いていきます。

白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫(または電気釜や電気掃除機)が三種の神器と呼ばれて、
普及していったのもこの時代です。

それ以前は、ホウキやハタキだけで掃除をして、
手で洗濯物を洗い、

ご飯はカマドなどにマキをくべて炊く生活だったのが、
電気製品がやってくれる生活が味わえるようになっていったのです。

こうした時代が始まりだした頃、日本の農地は、史上最大の面積に到達しました。

この意味を考えていく事が、日本でなぜ農業が大切なのか、考えていく手がかりになるのです。

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過去40年間最大級の超猛暑がもたらしたもの~2020年8月

暑い8月が終わりました。

連日のように、「超猛暑」、「熱中症」、「厳重警戒」などの言葉が報じられ
表に出れば灼けつく日射しで、その場にいるのもしんどくなるような日々でした。

実際、さいたま地方の8月の気象データを見ると、
2020年は、最高気温積算値は1980年以来の最大となっています。
さいたま地方、8月の気温積算値の変化

過去40年間最大級の猛暑、それが2020年8月でした。

雨の日も少なく1980-2020年の8月さいたま地方では、1mm以上雨が降った日は29%で3日に一度程度は「お湿り」が
ある形になっています。

2020年は16%で例年の半分程度と少なく、
暑いだけでなく、「乾いた」8月だった事がわかります。

実際、8/1に雨量15mmを記録した後、8/12まで10日間雨がなく、
8/12に33mmを記録した後は、8/24までまた10日雨がありませんでした。

2020年7月は、過去最大級の長梅雨でしたが、
それに続く暑く乾いた8月は、野菜の生育にも影響を与えています。

見沼菜園クラブで見ると、一番目につくのは、
ニンジンの発芽率の悪さです。

ニンジンは発芽に際して、水と酸素と光を要求します。
連日雨だと、水分は十分ですが、水が引いて、土中に酸素が入ってくる間がないため、
発芽しずらく、7月まきニンジンはあまりそだっていません。

8月になってからは、今度は土が乾き過ぎていてあまり発芽しませんでした。

2ヶ月続けての発芽不良のため、冬どりニンジンの生育が全然進んでいません。