再開までの手順を決める

今までやってきた事業・企画・活動が続けられない状態になったら「生き残る」事だけを目標にする撤退戦をしましょうとお伝えしました。

そして、生き延びる事が出来たら、旗を掲げる=自分はこれをやるんだと言う意思表示をするとお話しました。

最悪の時のここまで後退すると言う「最低防衛線」を決める

旗は降ろさない。生き延びる事が出来たら直ちに振る

旗を掲げる事が出来たら、次は再開までの手順を決めましょう。

あくまで手順です。今すぐやる必要はありません。

ただ、これが出来たら次はこれをしようと言う手順を決めること、そして、その手順を守る事が大事です。

実は、撤退したまま再建が出来なくなってしまうのは、撤退後の状態に「馴染んでしまう」からです。

とりあえず、生き残る事ができた、これで生きていける、もうこれでいいではないか、そう言う風に思う事が、撤退後の状態に馴染むと言う事です。

そう言う風に馴染む事は、別に悪い事ではありません。なぜなら、それで生きていけるからです。

ただ、本当にそのテーマについてやりたいと思っているのなら、撤退後の状態に馴染んでしまったらダメです。馴染んでしまったら、再開・再建はできません。

今までやってきたことが続けられずに撤退した時には、時間、お金、諸事情などで思い通りにならないと思います。

そもそも、思い通りになるのでしたら、撤退する必要はなかったでしょう。

ですから、思い通りにならないから撤退した時に、今すぐ再開するのは無理だと思います。

しかし、手順を考える事はできます。例えば、残務整理が出来たら、これをしてみようとか、生活が安定したら、あれに取り組んでみようとか、そういう手順です。

「撤退戦」が大変なのは、当座、生き延びるための工夫、それまでの事業や活動から撤退する上での残務整理、今後の生活の安定のための努力など、様々な事を同時にやらなくてはいけないからです。

しかし、それらが片付き、とりあえず「落ち着いてみる」と、他の事に取り組む余裕が生まれてきます。

そこで、予め、「落ち着いたら再建のために次の事をする」と言う手順を決めておく事が大切なのです。

残務整理や当面の生活の方針が決まり、「あ、自分は落ち着く事ができた」と気づいたら、その時に、「次の事をする」と決めた手順通りの事を実行しましょう。

撤退後の状態に馴染まなければ、「落ち着く事ができた」時に「落ち着く事ができた」と気づけると思います。そして、馴染まずに気づけたら、「次の事をする」と言う手順通りのことが実行できると思います。

なお、「次の事」は大した事でなくてもいいのです。再開に向けて勉強するでも、勉強した事をブログに投稿するでも、お金が掛からずに実行出来ることはたくさんあります。

大事なのは、撤退中のドタバタが落ち着いた後に生まれた余裕を、「次の事」のために使うと言う姿勢です。

2020、キュウリの夏高騰はあったと言えるか

東京23区内の野菜小売価格が、2020年3-4頃から上昇し9-10月頃から下落(途中、6-7月に一時下落、再上昇あり)する「4-9(3-10)高騰」型の値動きは、ニンジン、キャベツ、白菜で確認されました。

ホウレンソウや玉ねぎについては、春高騰は見られず、夏高騰のみがあったと考えられそうです。

春高騰と夏高騰を分けて考えてみた方が、2020年の各種野菜の値動きの原因を考える上で有効かもしれません。

キュウリについて見てみると、夏高騰があったのかどうかさしあたりなんとも言えなさそうです。

東京23区内のキュウリ小売価格は、2020年5-6月頃はキロ当たり400円台でしたが、7月に500円台となり、その後、11月まで500円台でした。

キュウリはそれまでにもキロ当たり500円台となることはありました。ですから、2020年夏秋の価格がキュウリとしてずば抜けて高いとは言えないでしょう。

ただ、夏場、初夏の時季より高くなったのは事実です。また、2019年7月は600円台、9月は500円台でしたが、8月、10月は400円台でした。7月から10月まで500円台が続いたと言うのは、2019年にはない2020年の特色と言えます。

こうやってみてくると、何をもって「高値」、「高騰」と言うのかと言うのもなかなか難しい気がします。

旗は降ろさない、生き延びる事が出来たら直ちに振る

「生き残る」事だけを目標にする撤退戦でも残す事ができるのが「旗」です。

つまり、「自分はこれをやるんだ」と言う意思表示です。

今、事業とか企画とか活動とか、そういう「目に見える形」の物は続けられない状態にあるとします。

続けられないからこそ、「撤退戦」をせざる得ないわけです。そして撤退戦の時には、最低限、自分が生き続ける事をすべてに優先すべきです。

最悪の時のここまで後退すると言う「最低防衛線」を決める

最低防衛線は「自分の生命」です。

自分が生き残る事以上になにかを残そうとして、生き残る事ができなくなってしまったら元も子もありません。

しかし、「目に見える形」が残せなくても、「自分はやるんだ」と言う意志を持つ事はできます。意志を持つ事にお金はかかりません。

そして、意思表示する事もタダで出来ます。

だから、どんな事があっても自分が掲げた旗は降ろすべきでないのです。そして、とりあえず、逃げ延びる事ができたなら、生き残る事ができたなら、直ちにその旗を振りましょう。

旗を振る、すなわち、「自分は生きているぞ、これをやるんだぞ」と言う事、これもタダで出来ます。

旗を振ることは、再建戦の第一歩なのです。

最悪の時のここまで後退すると言う「最低防衛線」を決める

食&農の分野でも、今までの事業・企画・活動が続けられなくなったと言う人はいると思います。

そうした方が「やり直し」をするための参考として「撤退戦、再建戦の戦い方」特集を始める事にしました。

特集第1回は、「最悪の時、ここまで後退すると言う『最低防衛戦』を決める」です。

今までやってきた事ができなくなったと言う理由は様々でしょう。

事情が変わった、他にやらねばならない事が出来てしまい時間が取れなくなった、お金が続かなくなった・・・などなど

では、もう辞めた、ギブアップ、何もしない・・・と決めるのでしょうか。

いや、もう一度、やり直してみよう・・・

そう考えるなら、まず、最悪の時はここまで撤退すると言う最低防衛線を決めましょう。

たいていの場合、簡単に最低防衛線は決める事ができます。

最低防衛線を「生きている事」に置けばいいからです。

僕は30代ぐらいの時、中近東の環境調査に関わっていました。現地で水質調査のための車を運転してくれたツーリストオフィスの社員は、元々難民出身でした。逃げ延びた先でタクシードライバーをしていたら、そこでもまた戦争が起きました。

別の場所に逃げていき、同じように難民出身のボスがやっている旅行会社に拾われて、そこで働く事になったのです。

町中に戦傷で手や足がなくした人がいたり、ミサイルが飛んできて穴が空いた建物を見せられたり、戦争の爪あとは、あちこちにありました。

しかし、生きていれば、再起を図る事ができます。ですから、最低防衛線は「生きている事」に置きましょう。

なお、アレもコレも残そう、持っていこうと言うのは撤退戦では禁物です。

アレもコレもと思うのは、災害の時に荷物を取りに戻って生命を失うのと同じ行為です。

いろんなものがなくなってもしょうがない、生き延びる事だけを考えよう、

それが、撤退戦の心得第1条です。

2020、春高騰はなかったが夏高騰はあった玉ねぎ

東京23区内の野菜小売価格が、2020年3-4頃から上昇し9-10月頃から下落(途中、6-7月に一時下落、再上昇あり)する「4-9(3-10)高騰」型の値動きは、ニンジン、キャベツ、白菜で確認されました。

2020年9月以降、価格が下落しているニンジン

2020年4月~10月、ニンジンとキャベツの値動きに共通性

白菜でも認められる「2020 4-9高騰」型の値動き

白ネギ、レタスについては、4-9高騰型だとは言いきれないものの部分的には似たような値動きがありました。

2020年、白ネギに「4-9高騰」はあったのか、なかったのか

レタスは「2020 4-9高騰」型の値動きと言えるのか

ホウレンソウについては、4-9高騰型の値動きはしていないと報告されました。

ホウレンソウでは「2020 4-9高騰」型の値動きは認められない

今度は、玉ねぎについて見てみました。

東京23区内の玉ねぎの2020年の値動きには、3-4月に価格上昇が認められません。この点では、4-9高騰型とは言えません。

ただ、6-8月にかけて連続的に価格上昇をしています。

ですから、2020年東京23区内の玉ねぎには、春高騰はなかったが、夏高騰はあったと考える事ができます。

実は、先に4-9高騰型の値動きはしていないのではないかと報告したホウレンソウについても、2020年3-4月の価格上昇は小幅でしたが、8月はかなり上昇しています。

「4-9高騰型」については、(1)春高騰⇒(2)初夏の下落⇒(3)夏高騰⇒(4)秋の下落と言う経緯をたどっていたと言う見方も成り立つかもしれません。

そして、ある種の野菜では春高騰と夏高騰の両方があったが、他の野菜では片方がなかったと考える事もできる可能性があるわけです。

レタスは「2020 4-9高騰」型の値動きと言えるのか

東京23区内の野菜小売価格が、2020年3-4頃から上昇し9-10月頃から下落(途中、6-7月に一時下落、再上昇あり)する「4-9(3-10)高騰」型の値動きは、ニンジン、キャベツ、白菜で確認されました。

2020年9月以降、価格が下落しているニンジン

2020年4月~10月、ニンジンとキャベツの値動きに共通性

白菜でも認められる「2020 4-9高騰」型の値動き

白ネギについては、その型に当てはまるのかどうかが判然としない模様です。

2020年、白ネギに「4-9高騰」はあったのか、なかったのか

一方、ホウレンソウでは、はっきり、その型に当てはまらないと言えるようです。

ホウレンソウでは「2020 4-9高騰」型の値動きは認められない

今度は、レタスについて見てみました。

上のグラフからは、東京23区内のレタス小売価格は、一定範囲でとどまっていて、2020年8月をのぞけば、「高騰」とは言えないように見えます。

しかし、よくみると2020年2月に比べて、3-5月は価格が上昇しています。その後、6-7月に下落し、8月にあがり、9-10月以降、また下落しています。

この値動きの様子は、ニンジン、キャベツ、白菜で見られた「2020年4-9(3-10)高騰型」に似ています。

レタスについては、2020年3-4月に極端な高騰はなかったものの、価格上昇・下降の時期が4-9高騰型に近かったようです。

引き続き、他の野菜についても見ていきたいと思います。

「人に頼む」事を学ぶ場としての菜園ゲーム

2021年1月16日に行った「菜園花壇の柵作り」を通じて、この言い方でその子(その人)が動いてくれる、動いてくれないと言う事を発見する事が大切だと述べました。

菜園花壇の柵を作ったよ♪

この言い方でその子(人)が動くと言う事を発見する事が大切

この発見の重要性は、主宰者、リーダーの側だけでなく、参加する子供(人)の側にも言える事のようです。

短い板を持ってきてと言われた子供は、長めの板を持ってきました。

こういう風に、こちらの指示とは違う行動を取った時にどう言うかも大切なところです。

「指示通りにやらないとダメじゃないか」

みたいに相手、ないしは相手の行動を否定する言い方は禁物です。

僕は「短い板がなかったのか」と聞きました。

こういう風に相手がその行動を取った理由が想像できれば、その想像に従って効いてみるのも一つの方法です。

想像出来なければ、「なぜそうしたの?」と聞くと言うのでもよいでしょう。

さて、今回は、「短い板がなかったのか?」と言う質問に、その子は「うん」と答えました。

「じゃあ、オジサンのところに行って、板を切って下さいって頼んでおいで」

と僕は伝えました。

そう言う風にその子が頼めば、「菜園大オジサン部隊」のオジサンは、板をきってくれるだろうと期待しての事でした。「

「大オジサン部隊」が菜園教室に来ている理由は、子供の相手をするのが楽しいからです。ですから、子供に頼まれて板を切る事は、「菜園大オジサン部隊」に活躍してもらうチャンスを提供する事になります。

同時に頼む子供の側にも、「これを頼んだら相手が動いてくれた」と言う体験をしてもらう機会なのです。

「オジサン、板を切って」と子供に頼みに行かせると言うのは、非常に大事な経験をさせる事なのです。

この言い方でその子(人)が動くと言う事を発見する事が大切

2021年1月16日に行った「菜園花壇の柵作り」では、

菜園活動のゲーム化に必要な要素をいろいろ学びました。

菜園花壇の柵を作ったよ♪

そのうちの一つが、この言い方でその子なり、その人が動くと言う事を発見する事が大切だと言うことです。

前回、途中まで作りかけた花壇の柵は、長い板も短い板も土に挿した状態になっていました。

それを長い板を引き抜き、こういう長い板は横に置こうよ、短い板だけを挿すようにしようよと言ったら、

その子は、短い板を探しにいったわけです。

「前回、せっかく長い板を挿したのを、短い板に変えるのはイヤだ」と言うような事をその子は言わなかったわけです。

短い板を探しに行く姿をみて、僕は、ああこの子は、この言い方で動くんだと発見しました。

大人でもそうなのですが、ある言い方をした時に、動いてくれる人と動いてくれない人がいます。しかし、その言い方で動かなくても、別の言い方をすれば動いてくれる場合もあります。

自分がある事を言って、相手が動いてくれなかった場合、相手の性格が悪いと言う評価の仕方もあり得ると思います。しかし、菜園活動のゲーム化と言う点では、この子(この人)は、この言い方なら動く、この言い方では動かないと言う事を発見する姿勢が大事なのではないかと思います。

オンラインゲームでも、このキャラはこのアイテムをぶつければ動くと言う事を発見していくと上手に攻略できると言うのがあると思います。

菜園ゲームにも似たところがあるかもしれません。

菜園活動のゲーム化では、「時季的状況説明」が必要になる

2020年末に行った「菜園花壇づくりゲーム」は

菜園活動のゲーム化に大きな示唆を与えました。

菜園花壇つくりゲーム

明確な目標設定と具体的行動課題の設定が、菜園活動の「ゲーム化」を可能にする

2021年は、昨年得た手がかりを元に更に様々な実践を行い、菜園活動のゲーム化について追求していきたいと考えました。

新年の菜園教室開始前に、菜園花壇づくりをゲームとして進めるため、少し「教案」、すなわち、菜園花壇づくりゲームの「進め方案」を考えてみました。

教案を書き出して、まず、花壇づくりをなぜやるのかと言う理由を説明することが、子供たちに対して「動機づけ」になるだろうと思い、その理由を各事にしました。

続いて、今回、何をするのかという具体的課題を設定しようとしました。そこで、「理由」と「具体的課題」の間に、「状況説明」がいると感じました。

つまり、◆1.なぜやるのか、◆2.今こうなっている、◆3.それで今回はこうすると言う順番で説明する必要があると感じたわけです。

ところで、◆2.の状況説明については、菜園教室の場合、(1)全体的な状況説明、すなわち、菜園が今、こういう状態になっていると言う説明、(3)前回までの達成状況=この間まででここまで進んだ、続いて今回はこうしようと言う説明の間に、(2)時季的な状況説明が必要だと思いました。

一般論として、菜園教室以外の事柄でも、人を動かしてなにかの企画を進めていく場合、こういう目的のためにやる、今こういう状態にあり、今まででここまで進んだ、それで今回はこれをやりたいと言う説明をすると思います。

菜園教室の場合、例えば、今は冬だからお野菜や草花を植える事はできない、ただ、今のうちに馬ふんをまいて土作りをしたり、花壇の柵を作ったりしようと言うように「時季的な説明」が入ると言うのが、通常の企画にはない特色のようです。

この時季的説明をした上で、前回、馬ふんはまいているから、今回、柵作りをしようと言う具体的課題の設定ができるようになりました。

こうして出来た教案を元に実際に菜園花壇の柵作りをやってみて、菜園活動のゲーム化に必要な要素は、まだいろいろあると感じました。

それらについては、また次回報告いたします。

菜園花壇の柵を作ったよ♪

2021年、見沼菜園クラブの菜園教室も始まりました。

まだ、寒いので、お野菜も草花も植えられません。

今のうちに、花壇の枠を作っていきましょう

って、年末に馬ふんをまいて、土づくりをした花壇予定地の

柵を作ることにしました。

菜園花壇づくりゲーム

年末には、長い板も短い板も区別せずに土に指して、

柵らしきものを作りましたが、

「短い板はこういう風に縦に指して、長い板は横においていこうよ」

ってお話しました。

果たして、持ってきたのは短い板。

じゃあ、これ(その板のこと)を持っていって、

同じぐらいの長さの板をたくさん持ってきてね

って言ったら、持ってきたのはちょっと長めの板ばかり。

短い板なかったの?

って聞くと・・・

「うん」

じゃあ、オジサンに「切って」って言ってきてごらん。

ってお話したら、大おじさん部隊のところに行って、ノコギリで板を短く切ってもらってきました。

切ってもらった板を土に指して、長い板を横において、土を盛り上げ、

柵の形が出来てきました。

土を盛って出来てきた溝を広げながら、お池つくりたいと言い出します。

じゃあ、今度、作ろうねってお話して、今日はおしまい。

ところで、お花摘んできた人がいますね。ご近所のバアちゃんに持っていってあげるんですって。

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