20190511百日一尺ゴボウの生長

百日一尺ゴボウ

「ゴボウは止めておけ」。

専業農家だった野菜づくりの師匠から言われた言葉です。

その時は理由はよく分かりませんでしたが、
実際に育ててみて、ホントによーく分かりました。

掘るのが大変なのです。

ゴボウの根っこはだいたい1メートルぐらい。

それだけ掘らないといけません。

ところで、穴を50センチ掘るのと、
1メートル掘るのでは、
労力は倍どころか、4-5倍、下手をすると10倍ぐらいかかります。

50センチぐらいの深さから、更に50センチ掘るのが大変なのです。

なぜか?

単に深い穴を縦堀りしようとすると、土が崩れて、掘ったそばから穴が埋まっていくので、
少し広めに穴を掘る必要が出てきます。

つまり、穴の深さが倍になると、掘りとる土の量そのものが4倍ぐらいになってしまうのです。

おまけに深いところから掘りとった土を、広がった穴の外に出さなくてはいけません。
50センチぐらいの穴を掘る場合、身体は地面に立ったままで出来ます。

この場合、スコップを肩から下の位置で動かせば、掘った土を穴の外に捨てる事が出来ます。

ところが50-60センチより下に穴を掘り下げようとすると、身体は穴の中に入って作業する必要が出てきます。

すると、土を穴の外に投げるためには、スコップを肩より上に持ち上げる必要が出てきます。

穴は広がっていますし、穴の際ぎりぎりの地面に投げたのでは、投げるたびに積み上がった土が
穴の中に崩れてきてしまいます。

そこで、穴から遠くに土を投げる必要が出てきます。

ところで、普通に地面に立った状態でスコップで掘った土を遠くに投げようとした時、
土はどのくらいまで飛ぶでしょうか?

せいぜい数十センチから1メートルぐらいです。2メートルも先まで投げることは
なかなか出来ません。

そして、穴底からみた場合、穴から離れた地面の位置も1メートルぐらい先です。
その位置に土を投げなければならないと言うことは、「普通に地面に立った状態で投げられる限界」まで土を飛ばさなければならない
と言う事です。

身体が半分、穴に埋まった状態で、
肩より上にスコップを差し上げて、「地面に立った状態での限界」にまで
土を投げると言うのは、一回やるだけで、相当疲れる作業です。

そんな作業をずっと続けて、やっと深さ1メートルの穴が掘れるのです。
しかも、それだけやって、掘り採れるゴボウは、1本だけ・・・

ゴボウ専業農家は、たいてい、掘りとるための機械を持っています。

多品種少量生産を行う菜園起業では、様々な野菜に合わせて機械を揃えていては、
採算が取れません。

いきおい、人力に頼る部分が多くなります。
そして、人力に頼ってやるには、ゴボウ掘りはあまりにも大変な作業なのです。

以上が、師匠が「ゴボウは止めておけ」と言った理由なのでした。

しかし、ゴボウは人気がある野菜なのです。
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットでも
お客さんから欲しいと言われています。

でも、どんなに欲しいと言われても、あの大変なゴボウ掘りの作業を
思うと、

やる気になれない・・・

と言う中、ついに打開策が生まれるかもしれないと
期待を集めているのが、

この百日一尺ゴボウ。

一尺と言うのは大体30センチですが、
このゴボウは50センチぐらいになるようです。

ですから正確には二尺ゴボウと呼ぶべきではないかとも
思うのですが、

とにかく、百日一尺ゴボウと言う品種です。

そして、百日と言うのはどうやらその通りらしく、
種まきからだいたい3ヶ月で収穫を迎えるようです。

通常のゴボウは、春まき秋採り、秋まき春採りと、
収穫期は年二回程度です。

しかし、3ヶ月で育つゴボウなら、
もっと収穫機会を増やせます。

つまり、人気があるゴボウを、ことによると一年中
提供できるかもしれない、

そう言う期待が膨らむのが、
この百日一尺ゴボウなのです。

ですが、そう簡単にうまくいくのでしょうか?
とにかく、4月まきしたゴボウ、
育ってきました。

5月まきも実施しました。

これからを見守りたいと思います。

おうちにいたら、野菜を届けてくれた。おうちに帰ったら、野菜が届いていた。何して食べよう。地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット

新商品になるかも知れない情報

熱闘見沼菜園クラブ
菜園起業の稼ぎ方