「業者」も顧客、仲間だと言うこと

問屋街イメージ写真

台風で農作業が出来ないの間、

問屋街に見物に出かけました。

東京の上野や神田、日暮里、馬喰町界隈には様々な業種の問屋街があり、
僕は時々出かけます。

もちろん、仕事で必要なものを買うわけですから、
こちらが「客」でお店側は「業者」と言う事になります。

では、お客様は神様なんだとばかり、
業者に威張ればいいかと言うとそれは違うんじゃないかと
思うわけです。

実は業者の人も顧客であり、仲間なのです。

多少古い本になりますが、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」と言うのが
ありました。

あの本の冒頭で、「顧客」とは誰かと言うのがあったと思います。

野球を見に来ている観客だけでなく、当の野球部員も含めて多様な人達が「顧客」なんじゃないかと言う考察が
なされていた記憶があります。

実は、以前に自治体の環境計画を作るお手伝いをしていて似たような話を聞いた事があります。

例えば、地域の農地でも森林でもいいのですが、
そう言うのを守っていきたい

みんなで計画を考えようと言う時、
例えば、森林なら、林業関係者とか、地域住民とか、遊びに来る観光着とか、
様々な立場の人が「関係者」で、そうした関係者の人達の考えを聞いてみるところから
計画づくりは始まるんじゃないかと言うお話です。

企業の場合、ステークホルダーと言う言い方をするようです。
株主、従業員、商品やサービスを買う消費者、取引先、
いろんな人がステークホルダーとして、その会社に関わっていると言う見方です。

分野によって言い方は変わりますが、
変わっていないのは、
とにかく、ある事業なり計画なりに関わる多様な立場の人達みんなを
仲間とみて、一緒にやっていこうと言う姿勢が大事と言う考え方だと思います。

さて、今回、問屋街に行った目的は、今後の野菜宅配の企画に役立つ材料探しです。

地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットは、コロナ禍の影響もあるのか、
申込みが急増しています。

そうした中で、今後の企画のあり方をどうしていくのか、
このところ考えていたわけです。

でまぁ、問屋街に行くと、
実はお店側でも、今後のデリバリーに役立つ商品・情報特設コーナーを
設けていたり、

今、こんな事を考えているんだけどと話すと
けっこう、いろんな情報を教えてくれるわけです。

つまり、情報交換が大事で、
情報交換のためには、こちらが客だから偉いんだ的な発想ではダメなわけです。

むしろ、いや、この間、アメリカの方の事例でこんなのがあるってラジオで
言ってたとか、

そういう風に、こちらが知っている情報を伝えていく、
そうすると、お店側でも、へー、そうなんですか、日本にも波及してくるかもですね
的な感じで、

自分の商売の役に立つかもしれないと言う気持ちで聞いてくれるわけです。

ここが重要ななところで、「相手の役に立とう」と言う思考が大事なのです。
今すぐ、なにかを買うかどうか分からない「来店者」と話す、
つまり、こちらは、お店の人の時間をタダで使っているわけです。

ですから、その見返りとして、相手の役に立つような情報を伝えてあげる、
そして、相手からも情報を引き出す、

こういう姿勢が大切なわけです。

今回は、2時間ぐらいで、さっと一回りして歸る事にしましたが、
その2時間ぐらいで、一人で考えていては分からない事をかなり学べました。

今後の野菜宅配のあり方についても、具体的なイメージが湧いてきました。

改めて、業者も顧客、仲間だと感じた次第です。

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