半農生活のための「簿記」(その1)

菜園起業大学の受講生の方で簿記の試験を受けてきた方がいらっしゃいます。

仮にこの方をAさんと致しますと、
Aさんは、ふだん、会社にお勤めなのですが、

お仕事で簿記の知識を持っていた方がいいかなぁと
お考えになって、

試験を受けてみることにしたのだそうです。

将来的には、半農生活をしてみたいと気持ちもあって、
菜園起業大学の方も受講中。

そこで、
半農半Xの生活をする場合のXの部分、

つまり「現金収入を稼ぐ仕事」として、
「簿記」的な要素を含む事をしてみたら
どうかと

アドバイスしました。

理由はいくつかあって、
一つはかなり下世話な事なのですが、

場合によっては、「楽」に現金が稼げる可能性がある

実は聞いたお話なのですが、

会計関係の仕事をしている方・・・仮にこの方をBさんとしますと、
Bさんは、副業で食関係のビジネスを始めたのだそうです。

当初、周りの人達は、Bさんは、会計関係の仕事をしているから、
きっと、食関係のビジネスでも経営能力抜群だろうと
思っていたようなのですが、

蓋をあけてみると、全然ダメ・・・

どうやら、Bさん、単に様々な会社の会計処理を「受注」して、
「事務」をこなしているだけで、

経営能力があるわけではないらしい

Bさんの「食ビジネス」の方は赤字らしいのですが、
周りの人達からみると、
その赤字を何とかして好転させようと言う「やる気」みたいなものが
感じられない…

しかし、そうやって「事務」をこなしていれば、

生活できるし、

赤字でも食ビジネスを「道楽」で続けていられる
と言うのは、

Bさんの会計関係の仕事と言うのは、
悪くない世渡り方法と見ることが出来ます。

半農生活を始めた場合にも、
半農半Xの「X」の部分で、
そういう風に現金が稼げるのであれば、

半農半Xの半農の方では、あまりお金が稼げなくても、
生活が成り立っていく可能性がある、

これが、Aさんに「簿記」や「会計」的な事に関わる仕事を
勧めた理由の一つなわけです。

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