3)生命の息吹にふれる機会を提供する仕事 

旧約聖書では、神様が人間を造った時、「主なる神は土で人の形を形作り、鼻から息を吹き込まれた。こうして人は生きるものとなった」と記しています。
これは、生命の息吹を吹きこまれたから人は生きているのであって、その息吹がなくなってしまえば、人は生きていることが出来ないと言う思想が述べられていると見ることが出来ます。
萬葉集の歌にも「もがりの宮」が登場してきますが、「もがり」と言うのは、死の直後は、まだ「息吹」が肉体の近くにあるはずだから呼び戻せば、その人は生き返るはずだと言う思想から生まれた儀式だと言われています。
神様が人間を造ったとか、息吹を呼び戻せば人は生き返る等と言うのは、科学を知らなった古代人の妄想だと言ってしまえば、それまでですが、人が生きていると言うことは、「生命の息吹」があるからだと言う思想は、意外と真実に近いように思います。
現代人は、精神と肉体と言う二分法で物事を考えがちですが、精神も肉体も生命の息吹があるからこそ機能しているのであって、息吹が取り去られてしまえば、心も身体も動かなくなるのではないでしょうか。
土に触れて生きる菜園起業は、この生命の息吹を感じて暮らす仕事です。
同時に、菜園体験や野菜の直売を通じて、他の人達に生命の息吹に触れる機会を提供する仕事でもあるのです。