長梅雨の後、超猛暑。
畑いっぱいに広がったカボチャのツル。
しかし、このまま、実らないで枯れてしまったらどうしよう。
とハラハラドキドキの夏。
しかし、実ってきました。
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット、
今週は、全員の方にカボチャをお届けできました。
先週はミニトマトをお届け。
そして、オクラは2週連続の好調ぶり。
どうやらキュウリも実ってきました。
畑には美味しいものがいっぱいあるのです。
菜園起業で田園景観保全
長梅雨の後、超猛暑。
畑いっぱいに広がったカボチャのツル。
しかし、このまま、実らないで枯れてしまったらどうしよう。
とハラハラドキドキの夏。
しかし、実ってきました。
地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット、
今週は、全員の方にカボチャをお届けできました。
先週はミニトマトをお届け。
そして、オクラは2週連続の好調ぶり。
どうやらキュウリも実ってきました。
畑には美味しいものがいっぱいあるのです。
見沼菜園クラブでズッキーニが実り始めました。
一昨年、Fファーム、昨年Cファームが稼働を始めた
見沼菜園クラブですが、
Cファームは元々田地だったところで、
水はけが悪く、昨年の梅雨時から猛烈に草が生えまくり、
ズッキーニ等の夏野菜は蒸れまくって、
収穫も大変でした。
収量も収穫期間も長くなく、供給不足の中、
お届けする野菜を確保するのに苦労していました。
昨年冬から、水はけを良くするための
排水路を拡張、
また、浦和競馬場の馬ふんや川口市内の「酵素風呂」から出る米ヌカを用いた
土作りを進めた結果、
かなり、水はけがよくなり、土の「ドロドロ感」が減ってきました。
土がサラサラしているので除草もしやすくなっています。
また、シソやセリ、フキ等、自生してきた植物を使って、
雑草が生える余地を減らしていくと言った手法も、
昨年から取り組んでいます。
今年は昨年植え替えたこうした植物達が増殖し、
草取りが必要な面積が激減しています。
こうした対策が功をそうしてきたためなのか、今年は雨が少ない猛暑の日が多いせいなのか、
とにかく、昨年のような蒸れ蒸れ感がなく、
ズッキーニが楽に収穫できます。
昨年は、土中で水に浸かったような状態で、
ほとんど腐ってしまったジャガイモも順調。
来週は新ジャガもお届けできます。
暑い季節が到来。
梅雨はどうなるんでしょうか?
しかし、暑いさなか、見沼菜園クラブではナス・ピーマンが実りはじめました。
昨年は、5/8に季節外れの霜が降り、ナスやピーマンが壊滅。
八十八夜の別れ霜(八十八夜(ゴールデンウィークの直前ぐらい)を過ぎれば霜が降らなくなる)
と言うのに、連休明けになぜ?
って言ったら、近所の農家の方に、
こういうのを「泣き霜」って言うんだと言われました。
季節外れの霜で泣くからでしょうね。
とにかく、今年は泣き霜も降らず、
ナス・ピーマン、順調なようです。
2019年のさいたま地方は、雨ばかりの梅雨が明けると、
一転して超猛暑に見舞われました。
1985年以来過去35年間のデータでみると、
最高気温積算値が少ない方から数えて、
2018年は29位、2019年は30位で
昨年に続いて、超猛暑の8月だったとも言えます。
ただ、猛暑のピークと言う点では、昨年(2018)と今年(2019)は
かなり違います。
2018年は、8月5日以降、8月中盤には35℃以上の日はありませんでした。
8月5日の次に35℃を超えたのは、下旬の22日です。
35℃以上の日は22、25、26、27、31日と下旬に集中しています。
もっとも2019年8月下旬がずっと超猛暑だったかと言うと、
そうでもなく、
24日は最高気温32.6℃と前日より約2℃、翌日より約5℃低い状態でした。
29日は28.9℃と30-31日に比べ、5-6℃低い結果となっています。
8月下旬は秋野菜の種まき・植付時季が始まります。
この時季にこうした超猛暑の日と「そうでもない日」が1-2日で入れ替わっていたため、
2018年は、わずか1-2日の違いで、ハクサイやニンジンの発芽が大きく変わりました。
昨日、まいた種はよく発芽したのに、今日、まいたものは全然発芽しないと言うような事が起きました。
比較的、気温が低い時にまかれた種は、土が湿っているため、発芽しやすく、
超猛暑の時は土が乾ききっていて発芽しにくかったと思われます。
2019年は、8月1~9日は最高気温が35℃以上でしたが、中旬では35℃以上になる事は少なく、15日だけでした。
下旬では、35℃以上の日はなく、30℃を下回る日もしばしばでした。
このように、秋野菜の植付時季に「比較的気温が低めの日」が続いたため、
今年は秋野菜の種をまいた時に土が湿っている事が多く、
昨年より順調に発芽した事が多いように思われます。
なお、長雨でダメージを受けたナスやピーマンなどの夏野菜にとって、
梅雨明け直後の超猛暑は追い打ちになった場合もあるようです。
ただでさえ、日照不足で生長しずらい上に、
長雨でなかなか草取りが出来ず、
繁茂する夏草に覆われて、野菜が蒸れてしまうケースもあったようです。
超猛暑の時、畑の草取りは過酷な作業でしずらいため、
やや暑さが落ち着いてきた8月後半に取り組もうとした時は、
野菜が完全に蒸れて、萎れてしまっていたと言うような事もあったようです。
雨の日が少なく、高温傾向だった2019年6月のさいたま地方。
21世紀以降の高温傾向が維持され、降れば土砂降りだった2019年6月
「お湿りの日」が少なく、土が乾きやすい状態にありました。
7月のデータを過去と比較すると、かなり異なった傾向が見てとれます。
2004年以来、さいたま地方7月の平均気温積算値は、毎年750℃以上を記録してきました。
2019年は、2003年以来、16年ぶりに750℃を下回りました。
1985年以降、最高気温積算値が850℃を下回った年は、7回しかありません。
2019年は838℃と850℃を下回りました。
このように低温傾向となった理由は、日照不足です。
2019年7月、さいたま地方の総降雨量は、168mmです。
1985年~2019年の過去35年間、総降雨量の最大値は279mm、最低値は16mmです。
今年の総降雨量は中程よりやや多いぐらいでした。
2019年7月は、例年に比べ、格別に総降雨量が多かったとは言えないかもしれません。
しかし、過去35年間、さいたま地方では、7月に1ミリ以上の雨が降った日は、
全体の37.3%であったのに対し、
2019年は48.5%でした。
つまり、例年は3日に1回ぐらい雨が降るような状態だったのに対し、
今年は2日に1回ぐらいのペースで雨が降っていたと言えます。
日照時間も少なく、さいたま地方7月の総日照時間は、過去35年間で少ない方から数えて、7番目でした。
過去のデータをみると、総日照時間と気温積算値の間には、相関があるようです。
雨の日が多く、日照が少なく、低温傾向となった2019年7月。
5月の遅霜でダメージを受けた夏野菜が、ようやく再生長を始めようとする頃、
光合成を十分にすることが出来なくなってしまいました。
これは、ナスやピーマンなどの生育に、かなりのダメージでした。
今年4月~5月、さいたま市近辺では野菜の発芽があまりよくなかったようです。
4月は冷え込む日が多く、5月は雨の日が例年になく少なかったためです。
では、6月はどうだったのでしょうか?
2019年6月を1985年以来、毎年の6月の気象データと比較してみると
かなり温かい(暑い)状態だった事が分かります。
1985~2019年まで過去35年間の6月の平均気温積算値の平均は、652.8℃でしたが、
2019年は658℃と5.2℃上回っています。
最高気温については、平均777.1℃に対し、2019年787.4℃と10℃以上も高い状態でした。
最低気温についても、平均545.7℃に対し、2019年549.2℃と4.5℃上回りました。
もっとも、1985年~2019年の気温積算値を低い順に並べて見ると、
平均気温については過去35年間の17位、最高気温については16位、最低気温については18位と
「中位」レベルです。
実は、平均気温積算値を低い順に並べた場合、18位以降には1999年以前の6月は3件しか見当たらず、
他は2000年以降です。
同じ比較を最高気温や最低気温についても行ってみると、
1999年以前は、最高気温については5件、最低気温については3件で、
気温が高めの年はほぼ2000年以降になっています。
つまり、さいたま地方では、21世紀になってから、20世紀終期より、6月は高め傾向が維持されており、
2019年も同様だったと言えるでしょう。
では、雨についてはどうだったのでしょうか?
まず、総降雨量は217ミリで、過去35年間の平均147ミリよりかなり多くなっています。
さいたま地方6月の総降雨量を低い順に並べた場合、2019年は31位、
過去35年間で5番目に6月の総降雨量が多かった年でした。
しかし、「降り方」にはかなりバラツキがあったようです。
過去35年間のデータと比較してみると、
例年6月は降雨量1ミリの日が5.6%や2-3ミリ程度の日6.5%なのに対し、
2019年6月は、1ミリの日は0%、2-3ミリの日は4%となっています。
2019年6月はお湿りの日が少ない6月だったのです。
一方、11-20ミリの日は例年の7%に対し、2019年は13.3%と倍近くあります。
50~100ミリの日も例年の0.8%に対し、2019年3.3%でした。
2019年は、30日間のうち、降雨量11ミリ以上の日が6日、1ミリ未満だった日が17日、
合わせて23日になり、
1ミリの日はゼロ、
4-10ミリの日が7日間でした。
2019年は、21世紀になって続いている「暑い6月」が維持され、
降れば土砂降りだが、「お湿り」は少ない月だったと言えます。
梅雨のイメージが強い6月ですが、
夏至は太陽高度が年間で最も高くなる時季です。
雲がなければ日射しが強くなります。
気温も高いので、雨が降らなければ、土は乾きやすくなります。
実際、見沼菜園クラブでも、夏まき秋冬どりニンジンの発芽率はあまりよくありませんでした。