清明、春土用、穀雨を経て、初夏の陽気となる ・・・2021年4月

さいたま地方の2021年3月は、最高気温積算値1980年以来、第2位でした。最低気温積算値は暖かい方から数えて第1位でした。

2021年4月は、最高気温積算値は第6位、最低気温積算値は暖かい方から数えて12位でした。3月ほど例年より暖かいと言うわけではないものの、かなり暖かい状態だったようです。

4月1日と3日、20~21日は、最高気温が平年(1980-2021平均値)より5℃以上高く、清明(4月4日頃)直前、穀雨(4月20日頃)後にかなり暖かい日が出現した事が分かります。

1980年~2021年のさいたま地方では、清明後の4月6日頃から最高気温20℃を超える日が3分の1以上の頻度で出現するようになっています。春土用入り後の4月19日には半分ぐらいの頻度、穀雨入り直後に頻度がやや落ちますが、4月22日頃から半分以上の頻度になっています。

最低気温5℃以下となる日については、清明後の4月7日頃から半分以下の出現頻度となっています。春土用入り直前の4月15-16日頃は5分の1程度の頻度、穀雨後もほぼ5分の1以下の頻度が維持されています。

お花見から葉桜の時季を経て、清明、春土用入り、穀雨と節季を迎えるのにつれて、春から初夏へと季節が移り変わっていく時季だと言えます。

さいたま地方の4月は、キュウリやスイカ等のウリ類の直まきが可能になる時季です。また、モロヘイヤ、エンサイ等の夏の葉物類の種まきも保温しながら可能になる時季でもあります。

2-3月に種まきをした春野菜は徐々に収穫の時季を迎えますが、暖かい日が続くと「育ちすぎ」にも注意が必要となります。

こうした農作業や野菜の生育状況について判断する目安として、清明・春土用入り・穀雨などの節季は使えるのではないかと思われます。

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