3)肥培管理作業の内容は野菜の種類によって異なる。

場合によってやり方に違いがあるとは言え、
準備・耕起・種まき(苗植え)作業が、ほぼ全ての野菜で
共通して行われるの対し、

肥培管理作業は、野菜の種類によって
行われるものと行われないものがあります。

例えば、間引きは、種まきをして、苗の植え替えをせずに育てる野菜の場合に
必要とされる作業です。

こういう育て方をするのは、ロゼッタ型や茎立ち型の野菜、ダイコン・ニンジン等の根菜類です。

根菜類と同じ栄養生長・生殖生長転換型野菜でも、イモ類のように「種をまかない」野菜や
大型葉茎菜のように、通常、「苗の植え替え」を行う野菜では、実施されません。
(例外として、ハクサイを直まきして育てる場合には、間引きをして育てます。)

一方、土寄せや追肥は、茎葉が育った後、「実る」プロセスで行われるものなので、
茎葉が育てば収穫できるロゼッタ型葉菜類では必要とされません。

土寄せは、根菜類やイモ類の根を太らせるために行われる事が多い作業です。

整枝剪定は、次々と実が稔る栄養生長・生殖生長並行型野菜において、
養分を分散させず、限定された「実」だけに集中させるために行う作業です。

栄養生長型野菜や栄養生長・生殖生長転換型野菜では必要ありません。

なお、除草や防除(害虫・病気の防止)は、どの種類の野菜でも必要とされます。

Follow me!

投稿日:
カテゴリー: 1alvcm
PAGE TOP