2)底面灌水と植え穴潅水

活着(根付き)を成功させるためには、
根の周りにたっぷりと水を与える必要があります。

苗植え後も、葉からは水分が蒸散していきますが、
吸収根が周りの土に伸びていないため、
根の周りに水分が少ないと、
蒸散した分の水分が補われず、
葉がしおれて、そのまま枯れてしまうためです。

(プロ農家の中には、本当に枯れてしまうギリギリの状態まで
水分を与えない「しおれ活着」と言う技法を使う方もいます。

水分不足の状態(水分ストレス)に置いた方が
苗がよく根を出すようになり、後々、丈夫に育つからです。

しかし、こうした技法は、常時、苗の様子を観察して世話する事が可能で
かつ、枯れるギリギリの状態と本当に枯れてしまう限界の見極めが
つけられるだけの技量がある人が出来る事です。

初心者でもあり、週末だけ畑に来る等、常時、苗の様子を観察出来ない
半農生活や菜園起業の人が真似してもうまくいかない事が多いでしょう。

苗を植える際にはたっぷり水をあげると覚えて起きましょう。)

その水の与え方ですが、
単元1B3-3「種まきの時の水やり方法」で述べたように、
苗を植えた後、水をあげても畝の表面を水が流れ下る事が多く、
根の周りにはあまり水は届きません。

ポットを水を入れた容器の中に置いて、
底から水を吸わせた(「底面灌水」と言います)上で、

植え穴に水を注ぎ、苗を植えるようにすると、
根の周りにたっぷり水がある状態となります。

苗植えの際は、底面灌水と植え穴潅水で水を与えると
覚えておきましょう。

Follow me!

投稿日:
カテゴリー: 1alvcm
PAGE TOP