８月半ば、まだ暑い盛りに立秋を迎えます。
気温は一年で最も高い時季ですが、
この秋野菜の準備が始まります。
梅雨前線と秋雨前線は、いずれも太平洋高気圧とシベリア寒気団の交代期に起こる現象です。
気温がまだまだ高い上、降水量が増えるので、秋野菜の種まきシーズンとなります。
ただ、８月中の種まきは、まだかなり日射しが強いので、乾燥に気を付けるようにしましょう。
旧暦の七夕は立秋後の７日＝半月で、その１週間後の満月が旧盆です。
お盆にキュウリやナスの馬を備えるのは、夏野菜の収穫感謝の意味があります。
春にマリーゴールドの種をまいておくと、立秋～旧暦の七夕頃に満開となり、菜園は甘い香りに包まれます。
マリーゴールドは名前の通り、聖母マリアの花ですが、
立秋～旧暦七夕前後は聖母マリアの昇天祭にあたり、
洋の東西を問わず、旧暦や節季的な考えが農業暦では合理性を持っていることがよく分かります。
