支柱そのものではありませんが、支柱に張るツル物ネットについて解説しておきます。
キュウリやゴーヤ、いんげんなど、ツルを伸ばす野菜を育てる際、
畝に沿って支柱を何本も立てた後、支柱の間にネットを張り巡らして、
ツルを這わせる栽培法をする場合があります。
この時、支柱の間に張り巡らされるネットがツル物ネットです。
網目の規格には、デシテックス、デニールがあり、
商品には、300T(260D)/320本 などの様に表記されています。
デシテックス(T)は、糸1万メートルで1gになるようにした時の太さ、
デニール(D)は、9千メートルの糸の質量(g)です。
また、「本」は何本の糸を撚り合わせているかを示しています。
デニール値が高いほど、糸は太くなり、
本数が多いほど、ネットの強度は大きくなります。
目合には、ひし形と角形があり、
縦糸と横糸の交点の形により、
結節型と無結節型があります。
また目合は18mm、24mmなどがあります。
角型の方が支柱への脱着は楽ですが、
菱型の方がキュウリのツルがからみやすいようです。