2)3月下旬~4月まき夏どり野菜の地温上昇

3月頃から夏どり野菜の種まきが可能になってきます。

直まきする夏どり野菜として主なものには、とうもろこし、オクラ、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ等があげられます。
場合によっては、ナスやトマトの直まきも可能です。

これらの夏どり野菜は、20-30℃ぐらいの高温で発芽するものが多く、
気温の低い3月に種まきする場合、地温を上昇させる事が必要です。

他方、特に3月中下旬からはあまり保温しすぎると
内部の気温や地温が上がりすぎ、苗が煮えたり、葉焼けが生じやすくなるので
注意が必要です。

また、マルチの内側に高温の空気が閉じ込められた場合、
マルチ穴から熱風が吹き出して、苗を枯らしてしまうこともあります。

3月初めは、まだ気温も低く、農ポリを使っても、内部の気温が上がりすぎることは少ないようです。
例えば、土が乾かないように農ポリを食品の皿にかける「ラップ」のように種まきをした上からかけ、
発芽を促進することも可能です。

農ポリと不織布の二重保温は、かなりの保温性を持っていますが、
特に、発芽直後や苗が小さいうちは、植え付けたマルチ穴自体から熱風が吹き上げてしまう事があり、
3月の中下旬以降は注意が必要です。

通気性がある不織布の場合、一定以上には内部の温度があがりにくいので、
不織布一重、または二重の保温に向いています。

季節の変わり目で、天候が目まぐるしくかわり、
日によって寒暖差が激しい3月は、保温の方法にも気配りが必要です。

Follow me!

投稿日:
カテゴリー: 1alvcm
PAGE TOP