栄養生長・生殖成長転換型野菜の生長パターン

栄養生長・生殖生長転換型野菜は、
当初は葉茎のみが育ち、
収穫する部位（根・玉・実）はあまり生長しません。

大根やニンジン等の根菜類の場合、
葉数10枚前後から根が太り始め、
その後は地上部より地下部の生長が早くなって、
収穫を迎えます。

キャベツやハクサイのような大型葉茎菜も「結球」を始めるのは、
ある程度、葉数が増えてからで、
生育初期は葉茎が育つだけで、「玉」は形成しません。

イモ類や塊茎類も一定程度、葉数が増えてから、
イモや球根が増えていきます。

このように、転換型野菜では、葉茎が育ってから、
収穫部位が育つ「二段階生長」をするため、

「一段階」だけで収穫できるようになるロゼッタ型葉菜より生育期間が長くなることが多く、
種まきや種イモ（球）等の植え付けから収穫まで3ヶ月から半年以上の時間を要します。