まず、立春から春分までをみてみましょう。
この時期から、関東地方では、春野菜の種まきができるようになり、
一年間の菜園の作業がスタートします。
菜園作業の起点は、立春と考えましょう。旧暦の正月は立春直近の新月です。
冬至の頃より南中高度は上昇し、全天日射量も増えています。
つまり、立春は日が伸びるだけでなく、日射しが明るくなってきた季節なのです。
2月は年間の最低気温を記録する時で、関東地方など太平洋岸ではどか雪が降ることもあります。
しかし、平均気温や降水量は1月の「大寒」の頃より上昇しています。
このように、立春は春に向かう季節であり、関東以西の温暖地では、
トンネルなどをうまく使って保温すれば、春野菜の種まきも始められる時期なのです。