中国や東アジア・東南アジア諸国では、
立春頃の旧正月を祝う人がいまだに多いようです。
また、ユダヤ暦やペルシャ暦は、春分をめどに新年を定めています。
このように伝統的な農業社会の中では、
「春に向かうプロセス」の中に新年の始まりを求めているケースが多いと言えます。
立春の後、雪が雨に変わる雨水や冬ごもりしていた虫が穴から出てくる啓蟄を経て、
春分となります。
気温が高くなり、降水量も多くなるので、発芽しやすく、
トンネルのような保温資材を使わなくても、春野菜の種まきが出来るようになります。
また、ジャガイモの植え付けもこの頃です。
立春頃にトンネルの中にまいた種は、3週間ぐらいでようやくフタバがそろうような状態で、
生長ももどかしいのですが、待つのも楽しく感じられる季節です。
3月になると、菜園にはヨモギのような野草が生えてくることがあるので、
上手に利用すると、食生活が豊かになります。