ゴールデンウィークを過ぎると
徐々に曇りや雨の日が増えてきます。
「梅雨のはしり」と呼ばれる状態で
高温多湿な季節が始まります。
雑草の繁茂量も増え、害虫の活動も活発になります。
やがて、梅雨入りを迎えていきます。
梅雨期は、太陽高度は上昇し、気温も高くなりますが、
梅雨前線の雲に遮られる事が多いため、全天日射量は低下しています。
しかし、日射を遮る雲がない晴れた日には、
日射しは非常にきつくなります。
この状態が「皐月(さつき)晴れ」で
旧暦の五月に生じるのでこの名前があります。
(よく誤解している人がいますが、皐月などの月の和名は
旧暦で用いられるものなので、
ゴールデンウィークの頃の爽やかな天気を皐月晴れと
表現するのは間違いです。)
皐月晴れの状態が数日続けば、
土はかなり乾燥しますし、
マルチの内側はかなり高温になり、
種や苗が煮えてしまうこともあります。
一方で雨が降れば、種が流れてしまう事もあり、
種まきの方法に気を遣う時季です。
6月頃から、秋冬ニンジンや秋物キャベツなどの種まきが可能になります。