【コラム】周年栽培の実現方法

ニンジンの産地、カブの産地など、
「産地」と呼ばれる地域では、
周年栽培と言って、
一年中、その野菜を供給出来るようになっている事があります。

また、大規模農家や農業法人等で特定の野菜の周年栽培を実施している事もあります。

これらの産地や農家・法人で周年栽培を実施するにあたっては、冬場はビニールハウスを使用するなど、
出来る限り、季節による気象条件の変動の影響を受けないような
方法を工夫しているようです。

大規模な設備投資をしない菜園起業＆半農生活で、完全に周年栽培を実現するのは
難しい面もありますが、

出来る限り、収穫出来る時季を多くする工夫は可能です。

例えば、一定の気温以上になると発芽しにくい野菜は
夏場には冷蔵庫の中で発芽させる、

逆に一定の気温以下になると発芽しにくい野菜は、
湯たんぽ等を使って温めた状態で発芽させると言った事を
やってみるだけで、

野菜の栽培時季はかなり広げる事ができます。

また、季節によってまく品種を変えてみたり、
ビニールハウスを使えなくても
資材を使って、出来るだけ保温した状態で野菜を育てたり
することも

野菜の収穫時季を広げる事に役立ちます。