ホウレンソウのおひたしが出て来ると言うので
購入することにした「好色一代女」が到着。
ホウレンソウは中東原産でアカザ科植物で、
日本に来訪した後、
「毒だから食べるな」
と言われていたこともあったとか。
アカザ科植物には、ビーツやチャードもあり、
全般にアクが強い。
タイでは現在でもカレーにホウレンソウを入れているとか。
たぶん、そうした食べ方の方が、日本のおひたしよりも
原産地での料理に近いんじゃないかと思う。
井原西鶴の時代に、おひたしが登場したと言うことは、
それまでに品種改良が進み、
日本的な食文化の中でホウレンソウが位置づいたと言うこと
なんだろうか。
そのへんのところを、古典を読みながら
再確認していきたいと思う。