3)春分~立夏 夏野菜の植え付け時季へ

春分を過ぎて、初夏に向かう季節は、春野菜の種まきから、
夏野菜の植え付けへと移っていく時期です。

八十八夜の別れ霜と言う言葉がありますが、改めて、
春から夏へ移り変わる季節の特徴について学んでみましょう。

春分の後、清明、穀雨を経て、立夏となります。八十八夜の別れ霜の言葉通り、
立夏となれば、霜の心配もなく、夏野菜の苗植えが出来ます。
穀雨、特に上候から中候(4月20日~29日頃)の頃は、まだ遅霜の心配があります。

また、この頃は4月前半や5月に比べ、雹が降る頻度が高く、春嵐も起きることがあります。

穀雨上候から中候は、気温の上下も激しく、埼玉県の過去の気象データをみると、最高気温が前日に比べ、
5℃~10℃低下して雨が降る日が、穀雨下候から立夏にかけてより多いことが分かります。

ゴールデンウィーク入りする頃から、気温が低下して雨が降る日が減ります。

夏野菜の苗植えは、5月2日頃の八十八夜あたりからが、最適と解説しましたが、
夏用の葉菜の種まきは、気候が落ち着いたのを見極めてからした方がよいでしょう。

早すぎると、発芽した後、霜や雹の被害を受けることもあります。
シソやハーブ類も種まきをするなら、やはり気候が落ち着いてからにしましょう。

ゴールデンウィーク頃からは、全天日射量が増大してくるので、紫外線対策に気をつけた方がよい季節でもあります。

2~3月に種まきした春野菜は、この頃収穫期を迎えます。トウダチしないように、早め早めの収穫を心がけましょう。

つみ取り栽培の時は、葉を全部つみ取っても翌週にはまた葉が生えてくるので、
トウダチ防止の観点からも、葉を全部摘むようにした方がよいでしょう。

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カテゴリー: 1alvcm
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