間接経費は定期的に見直そう

携帯料金イメージ写真

事業の経費には、直接経費と間接経費があります。

直接経費とは、その事業なり企画なりに直接関わる経費、
間接経費とは、会社全体としては必要だけれども、個々の事業や企画について
支払われているわけではないお金の事です。

例えば、工場で製品Aと製品Bを作っているとして、
それぞれ製造担当、営業担当も違うとします。

製品A、Bそれぞれの原材料や担当者の人件費は、それぞれの製品を作って売るための
費用なので、直接経費だと考える事ができます。

他方、工場の地代とか照明のような光熱費のように工場全体で使っているお金は、
間接経費と考えられます。

もっとも、直接経費と間接経費の区別は、絶対的なものではありません。
製造部と営業部で分けて考えた場合、
工場の地代や光熱費は、製造部の直接経費、営業の人件費は営業部の直接経費とみなす事が出来ます。

ただし、この会社に総務や経理があり、製造部についても営業部についても、
一つの総務・経理で面倒を見ているとすると、総務・経理にかかる費用は、
間接経費だと考えられるでしょう。

直接経費は、その事業なり部門なりの経費に計上されるので
比較的見えやすく、コスト削減の努力もしやすい費用です。

これに対し、間接経費は、各事業・部門の成果とコストの関わりが見えにくいと言えます。

僕は所属していた組織で便宜的に経理部のコストを組織全体で「頭割り」すると言うような
計算をした事もあります。

こういう事をすると、一応、自分の所属部署で使っているお金だけでなく、
組織全体で使っているお金についても意識した上で「黒字なのか、赤字なのか」を
考えるようにはなります。

ただ、経理部で新しくアルバイトの人を一人入れた、それで経理部全体として、
今までより月10万円なり20万円なり経費が増えたとします。

それを各部門で頭割りにすると、あなたの部署では経費が1万円増えた事になります
と言われるわけです。

では、それで業務を効率化されたかどうかは、
各部門の側からはなかなか分かりにくいものです。

そして、見えにくいためにコントロールできなくなり、
間接経費が膨れ上がって潰れると言う例も
実際にあるようです。

さて、自分ひとりで切り盛りする事が多い菜園起業のような
個人事業では、間接経費はないのか?

と言うとやっぱりあるんじゃないかと思います。

インターネットとか、携帯電話の経費などが
それに相当すると思います。

農園で野菜を育てて、販売すると言う事業を考えた場合、
当然ながら、農園の維持・管理や野菜の販売と言う「作業」が必要になります。

そして、
農園の維持・管理経費とか、
野菜の販売経費とかと言うのは
それぞれ作業についての経費として
把握しやすいと言えます。

これに対して、ネット代のようなものは、何をするにしても必要なお金みたいな
感覚で捉えられがち、

と言うより、無意識のうちに使っているお金みたいなものになってしまいがちです。

ネットならネットを使わないと仕事が出来ないからと、
申し込んだサービスを使い続ける事は、
結局、その利用費用をずっと払い続ける事でもあります。

ですから、定期的に、このサービスは本当に必要か見直した方がよいでしょう。

僕が今、自分の菜園起業で見直そうと思っているのは、携帯電話代です。

近年、携帯各社とも、動画視聴需要などに対応し、データ通信量が「ギガ」単位でも
お手頃価格で使える料金プランを用意するようになってきました。

僕もそれを使ってきたのですが、
最近になって、どうも必要ないのではないかと思うようになってきました。

まず、電話ですが、ほとんどしません。
たいてい、メールやメッセージのような媒体のやり取りで用事は済ませています。

光回線と無線LANルータを導入しているので、
そこでメールやネットをしている限りは、携帯電話の通信量を消費することはありません。

そもそも、「ギガ」単位の通信サービスが必要だと思ったのは、
畑で撮影したものをその場でSNSに投稿しようとしてきたからです。

しかし、最近は、プライバシーの問題もあって、写真をいったんPCに取り込み、
EXIF情報を削除してから配信するようになっています。

思うに、ネットサービスやSNSが高度に発達してきたため、
逆にスマートフォンを使う必要性が減じているのではないでしょうか。

そこで、「ギガ」単位の通信に対応していなくていい、
最低限の機能に限定したサービスを使えばいいとなると、
実は携帯電話代は、もっと節約できると気づきました。

なお、僕個人は電車の中で「電子コンテンツ」みたいなものは
あまり読みません。

モースの「贈与論」とか、アダム・スミスの「国富論」とか、
ヴェルギウスの「牧歌」とか、

そういう本(紙の本です)を読むようにしています。

365日分の差はけっこう大きいです。

自動車教習方式、2日間で基本技術を学ぶ。半農予備校・菜園起業大学の基礎講習
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