顧客共創型、つまり、お客さんと一緒に新商品開発を進める

フダンソウイメージ画像

CRM(カスタマー・リレーション・マネジメント)、

平たく言えば、「お客様の声を聞いて企画に反映する」事ですが、
これを一歩進めると、

今話題の「共創ビジネス」になってきます。

「共創」、文字通り、共に創る事です。

例えば、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットでは、
この間、夏場の葉物供給を課題にしてきました。

葉物と言えば、代表格はホウレンソウでしょうか。
しかし、ホウレンソウは高温多湿な条件では
「べと病」と言う病気にかかりやすくなります。

そこで、ホウレンソウと同じアカザ科の「山ホウレンソウ」が
夏場に育つと聞いて、見沼菜園クラブで育てはじめました。

新商品になるかもしれない情報「山ホウレンソウ」

問題はお味です。
普通のホウレンソウに比べ、ややエグミがあり、アクが強いように感じました。
果たして、お客さんは、どう感じるのか?

そこで、育った山ホウレンソウを野菜の配達時にお客様に渡しながら、
ご感想を聞かせて下さいと伝えるようにしました。

果たして、返ってきた答えは、

子供がお代わりした。
天ぷらでいける

実際にお客様自身がベーコン炒めやキノコ炒め、天ぷらなどのお料理を作って試してご覧になってくださったわけです。
もちろん、寄せられた感想の中には、独特の苦味が私には合わない、次回から入れないでほしいと言うものもありました。

こうした感想を送ってくれた人には、山ホウレンソウは入れないようにする、
そういう対応をしていく事になります。

新商品開発を「顧客共創型」で進める事によって、それぞれのお客様の「好み」を理解し、
その好みに合わせて野菜を提供する事が可能になるわけです。

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