実例から見るバッタ除けにならないネットの張り方

実際に、かわぐち菜園クラブの菜園教室で
秋野菜の種まき後、
ネットを張ったにも関わらず、
残念な事に虫に食べられてしまった例が見受けられます。

この記事のアイキャッチ画像もその一つで、
この例では、ネットを張った後、
四方の裾を土で埋めるようにしてようですが、

ネットに穴が開いていたのに気づかず、
その部分ががら空きになっていました。

こうした場合、「穴」が空いている部分の「ヘリ」まで土に埋め込むなどして
地上に「穴」が開いた部分が出来ないようにした方がよいと思われます。

裾が空いている
また、この写真の例は、ネットを張るトンネル支柱の何本かが他より大きいものを使用しており、
その部分でトンネルの高さが高くなっていました。

トンネルが低い部分では裾がしっかり土に埋め込まれていましたが、
高い部分では、埋め込まれていませんでした。

こうした場合には、トンネル支柱を深く埋め込み、四方全て、
裾を埋められるような高さに調整する必要があると思われます。

最後の例は、畝の長さに対して、ネットの長さが足りなかった場合のものです。
ネットの継ぎ目が開いている

別のネットを使って、一見、畝全体にネットがかかっているように見えますが、
ネットとネットの継ぎ目から、バッタやコオロギが出入り出来るようになっています。

ネットの長さが足りず、二枚ネットをつないで使う場合には、
二枚のネットが十分にダブらせた上で
ダブっている部分に支柱をあてがうなどして、
両方のネットが密着するように張り、

二枚の裾ともしっかり土に埋め込むようにして、
隙間が出来ないようにした方がよいと思われます。

このように、秋まき野菜でネットを張る場合、
「ネットを張ればよい=(畝の上にネットが被っていればよい)」

と考えるのではなく、

「バッタのように、空中を移動して葉を食べつくす虫を防ぐ」と言う目的をよく理解して、
穴や隙間が出来ないように張る必要があります。

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