菜園活動のゲーム化では、「時季的状況説明」が必要になる

2020年末に行った「菜園花壇づくりゲーム」は

菜園活動のゲーム化に大きな示唆を与えました。

菜園花壇つくりゲーム

明確な目標設定と具体的行動課題の設定が、菜園活動の「ゲーム化」を可能にする

2021年は、昨年得た手がかりを元に更に様々な実践を行い、菜園活動のゲーム化について追求していきたいと考えました。

新年の菜園教室開始前に、菜園花壇づくりをゲームとして進めるため、少し「教案」、すなわち、菜園花壇づくりゲームの「進め方案」を考えてみました。

教案を書き出して、まず、花壇づくりをなぜやるのかと言う理由を説明することが、子供たちに対して「動機づけ」になるだろうと思い、その理由を各事にしました。

続いて、今回、何をするのかという具体的課題を設定しようとしました。そこで、「理由」と「具体的課題」の間に、「状況説明」がいると感じました。

つまり、◆1.なぜやるのか、◆2.今こうなっている、◆3.それで今回はこうすると言う順番で説明する必要があると感じたわけです。

ところで、◆2.の状況説明については、菜園教室の場合、(1)全体的な状況説明、すなわち、菜園が今、こういう状態になっていると言う説明、(3)前回までの達成状況=この間まででここまで進んだ、続いて今回はこうしようと言う説明の間に、(2)時季的な状況説明が必要だと思いました。

一般論として、菜園教室以外の事柄でも、人を動かしてなにかの企画を進めていく場合、こういう目的のためにやる、今こういう状態にあり、今まででここまで進んだ、それで今回はこれをやりたいと言う説明をすると思います。

菜園教室の場合、例えば、今は冬だからお野菜や草花を植える事はできない、ただ、今のうちに馬ふんをまいて土作りをしたり、花壇の柵を作ったりしようと言うように「時季的な説明」が入ると言うのが、通常の企画にはない特色のようです。

この時季的説明をした上で、前回、馬ふんはまいているから、今回、柵作りをしようと言う具体的課題の設定ができるようになりました。

こうして出来た教案を元に実際に菜園花壇の柵作りをやってみて、菜園活動のゲーム化に必要な要素は、まだいろいろあると感じました。

それらについては、また次回報告いたします。

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