2021年1月16日に行った「菜園花壇の柵作り」を通じて、この言い方でその子(その人)が動いてくれる、動いてくれないと言う事を発見する事が大切だと述べました。
この発見の重要性は、主宰者、リーダーの側だけでなく、参加する子供(人)の側にも言える事のようです。
短い板を持ってきてと言われた子供は、長めの板を持ってきました。
こういう風に、こちらの指示とは違う行動を取った時にどう言うかも大切なところです。
「指示通りにやらないとダメじゃないか」
みたいに相手、ないしは相手の行動を否定する言い方は禁物です。
僕は「短い板がなかったのか」と聞きました。
こういう風に相手がその行動を取った理由が想像できれば、その想像に従って効いてみるのも一つの方法です。
想像出来なければ、「なぜそうしたの?」と聞くと言うのでもよいでしょう。
さて、今回は、「短い板がなかったのか?」と言う質問に、その子は「うん」と答えました。
「じゃあ、オジサンのところに行って、板を切って下さいって頼んでおいで」
と僕は伝えました。
そう言う風にその子が頼めば、「菜園大オジサン部隊」のオジサンは、板をきってくれるだろうと期待しての事でした。「
「大オジサン部隊」が菜園教室に来ている理由は、子供の相手をするのが楽しいからです。ですから、子供に頼まれて板を切る事は、「菜園大オジサン部隊」に活躍してもらうチャンスを提供する事になります。
同時に頼む子供の側にも、「これを頼んだら相手が動いてくれた」と言う体験をしてもらう機会なのです。
「オジサン、板を切って」と子供に頼みに行かせると言うのは、非常に大事な経験をさせる事なのです。