これまで、気象データを分析して、野菜の生育と比較してきました。
今後は、野菜の価格データについての分析も進め、気象データとの比較をしていきたいと思います。
まず最初は、昨年からのニンジンの値動きについてです。
独立行政法人農畜産業振興機構が実施している小売価格動向調査によると、東京23区内の小売店では、2019年度4-5月は徳島、6-7月は千葉、8-11月は北海道、12-3月は千葉が最多産地でした。
この傾向は2020年度も変わっていないようです。
一方、店頭の小売価格の平均は、2019年度はほぼ300円台を維持し、9月、2月は200円台にまで値下がりしました。
その後、2020年3月に276円から369円に上がりました。4月には423円と400円台にまで上がりました。その後、300円台に下がったものの、300円台前半に落ちる事はなく、360円以上の水準が続いています。
7-8月は500円台にまで上がりました。
このようなニンジンの値上がり傾向は、どのような理由で生じてきたのでしょうか。
今後は産地の事情や気象データと比較しながら考えていきたいと思います。