
1960年代にできた道路沿いから「地価」がついた?

菜園起業で田園景観保全
農村の仕組み、食や農業に関係する法律、農地問題など、農業に関係する情報をご紹介しています。一部会員限定記事です。
田園景観と共生した街づくりを考えるため、
過去のデータを少しづつ紐といています。
国土交通省が毎年1月1日時点の評価として
公表している公示地価より、
1970(昭和45)年の川口市内の数値を拾ってみました。
【1970(昭和45)年の川口市内の公示地価】
並木町2丁目 50,000
南町 30,000
江戸袋字下郷中 18,000
芝中田町1丁目 42,500
芝字峯町 29,000
道合字在家 24,000
栄町3丁目 395,000
栄町3丁目 240,000
栄町3丁目 105,000
領家町 19,500
鳩ケ谷本町4丁目 29,500
鳩ヶ谷桜町3丁目 20,000
※単位:円/平米
大阪の万博が開幕するのは、この年。
まだ、日本列島改造論は出ていません。
引き続き、過去のデータをみていきたいと思います。
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都市の土地利用と田園景観保全の関係を
考えるため、
国土交通省の都市計画現況調査の
データの分析を進めています。
同調査の結果から見ると、
市街化区域中で「生産緑地」として指定を受けた農地の
面積は、全国的に減少の一途を辿っています。
しかし、埼玉県でみると、2010-11年にかけて
上昇に転じています。
また、さいたま市では、2010年にいったん上昇した後、
2011年はほぼ横ばい、その後、減少しています。
川口市域(合併前の鳩ヶ谷市域を含む)でみると、
2010-12にかけて横ばい傾向で推移、
2011年はむしろ微増です。
このように、生産緑地面積の増減動向が
必ずしも全国傾向と一致しないのは、
各地域における独自の事情が反映している
可能性を示唆しているように思われます。
こうした動向が何を意味するのか?
地価や人口動態データとも突き合わせながら、
今後も分析を継続したいと思います。
2/22付のヤフーニュースで、
「家賃減収、大家が提訴へ レオパレス21「10年不変」」
と言う記事が配信されていました。
この記事によると、
当初月額77万7800円のサブリース契約を結んだが、
6年後10万円の減額を求められたとのことです。
サブリース契約は、
いわゆる「家賃保証」
と言う形で、受け取っている方も
多いようですが、
下記の記事には、
「サブリース契約については、詳しくあとで確認していきますが、不動産投資につきもののリスクをとらず一定期間、家賃収入を保証してもらえる夢のようなサービスです。ただ、やはり現実はそんなに甘くないようです。」
とあり、
このところ、トラブルも増えているようです。
少し、サブリース契約について学んでいきましょう。
土地問題に関連して、野澤千絵著 老いる家、崩れる街を読みながら、
いろいろな統計をチェックする連載を続けています。
全国の世帯数の変化について調べてみた後、
川口市の世帯数がどう変化してきているか、
調べ始めた矢先に、
こんな記事が現代ビジネスに載りました。
日本の住宅が「資産」ではなくなる日 〜空き家急増という大問題いよいよ大量相続時代を迎えて…
この記事によると、
全国の特例市37の空き家率ランキングで
川口市は、第30位。
全国平均の13.5%に対して、
11.3%とやや低めの数値です。
ただし、空き家率が低めなベスト3、
例えば、低空き家率トップの所沢市(9.6%)
と比べてみると、
ちょっと高めだなあと、感じないわけでもありません。
川口市では、全国状況よりも「高い」世帯数の増加が
続いていることを考えると、
川口市では、まだ、著者が言う
「街のスポンジ化」は起きていないのでしょう。
ただ、2010年以降、世帯数の伸び率が低めになってきた
事を考えてみると、
いずれ、このままでは問題が起きる可能性があるかもしれません。
しばらく、分析を続けたいと思います。
必ずしもそうとだとは言い切れないかも知れま