コマツナの生育と最低気温

かわぐち菜園クラブや瀰瓊際(みぬま)菜園クラブの
2017年9月まきのコマツナの種まきから収穫までの
積算気温を
2016年7月まきの場合と比較してみたのが
下の表です。

平均気温合計 最高気温合計 最低気温合計
2017/8/20-9/10 551 648 467
2017/9/3-9/30 640 759 532
2017/9/10-10/5 580 695 475
2016/7/17-8/7 581 676 505

平均気温の積算で550-580℃前後、
最高気温の積算650-690℃前後で
あることは8-9月まきの場合でも、7月まきの場合でも
同じように見えます。

しかし、最低気温でみると、8-9月まきの場合は、種まきから収穫までの
積算気温は460-470℃前後であるのに対し、
7月まきの場合は、500℃前後と30℃以上高くなっていることが分かります。

収穫まで20-25日前後とすると、
7月まきの場合の方が、8-9月まきの場合に比べて、
一日あたり1℃以上最低気温が
高かったことになります。

最低気温を記録するのは、通常、夜間だと思われますが、
植物は、夜間、光合成はしないで呼吸のみをしています。

夜温が高いと呼吸が活発になり、
日中できた光合成産物をそれだけ多く消費してしまいます。

2016年7月まきのコマツナは葉が薄く、
食べても苦めの味でした。

これは、あまり暑い時期にコマツナを育てようとすると、
葉に光合成産物が蓄積されず、
糖度も下がってしまうためにないかと思われます。

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