土地問題に関連して、野澤千絵著 老いる家、崩れる街を読みながら、
いろいろな統計をチェックする連載を続けています。
全国の世帯数の変化について調べてみた後、
川口市の世帯数がどう変化してきているか、
調べ始めた矢先に、
こんな記事が現代ビジネスに載りました。
日本の住宅が「資産」ではなくなる日 〜空き家急増という大問題いよいよ大量相続時代を迎えて…
この記事によると、
全国の特例市37の空き家率ランキングで
川口市は、第30位。
全国平均の13.5%に対して、
11.3%とやや低めの数値です。
ただし、空き家率が低めなベスト3、
例えば、低空き家率トップの所沢市(9.6%)
と比べてみると、
ちょっと高めだなあと、感じないわけでもありません。
川口市では、全国状況よりも「高い」世帯数の増加が
続いていることを考えると、
川口市では、まだ、著者が言う
「街のスポンジ化」は起きていないのでしょう。
ただ、2010年以降、世帯数の伸び率が低めになってきた
事を考えてみると、
いずれ、このままでは問題が起きる可能性があるかもしれません。
しばらく、分析を続けたいと思います。