半農生活で使う車は泥だらけになり、
あまり洗ったり磨いたりしている暇はない、
でそう書きました。
そのとおりなのですが、では、車は除菌しなくていいかと言うとした方がいい、むしろすべきですし、
ピカピカに磨き上げる事が出来なくても、
一定の除菌は日々簡単に出来ます。
なぜ、除菌が必要なのかと言うと、野菜を届けると言う行為は、
不特定多数の人が触れた場所に触れる機会が多いからです。
お届け先が、一戸建ての場合だと、その家の門や玄関のドアノブに触れているのは、
ほぼその家の方でしょう。
マンションともなると、建物の玄関やセキュリティロックの外側にある呼び鈴、エレベータのボタン等は、
居住者や管理人の方以外にも、各種配達・サービス業者が触れています。
レストランやカフェの場合も、その扉は「不特定多数」のお客さんが触れていると思います。
つまり、野菜を配達して回ると言う行為は、自分の手も
不特定多数の人が触った場所に触れる事なわけです。
そして、その手で自分の車のドアをあけ、ハンドルを握るわけですから、
手にウィルスや菌が付着していれば、車周りにそれらのウィルスや菌が
付着してしまいます。
車内でお弁当やオヤツを食べたり、ドリンクを飲んだりする際、
手だけ洗っても、汚れたハンドルやドアに触れれば、再び
手も汚れてしまい、経口感染の可能性が生じます。
ですから、車の除菌はすべきなのです。
では、手間はどうかと言うとそうかかりません。
車に次亜塩素酸系の洗剤(商品名で言えば、ハイターやブリーチなど)を薄めた液を持ち込み、
布を浸して拭くだけです。
薄め方は、500ミリリットルの空きペットボトル容器に
洗剤キャップ2杯を入れ、水を加えるだけです。
ボトルはお茶やスポーツ飲料などを飲んだ後の空き容器でかまいませんが、
炭酸飲料の空きボトルがあれば、そちらの方が耐久性があるので、
日々使うのに向いています。
この薄め液に布を浸し、出発前にハンドル、ウィンカー・ワイパーのレバー、ダッシュボード、伝票ファイル、ドアノブ、
ドリンクホルダー、カーオーディオのボタン等を手で触れる可能性があるところを
拭くようにしましょう。
だいたい5分もあれば出来ますので、
冬場なら暖機運転をしている間に完了です。
布を浸すには、僕自身はヨーグルトやお豆腐の空き容器に薄め液を開け、
そこに布を入れるようにしています。
着なくなったTシャツを5-10センチ角に切断し、
数枚、車内に持ち込んでおけば、
一日中配達し続ける場合でも、
定期的に除菌を行う事ができます。
野菜の配達中、メシも食わない、オヤツも食べない、
ドリンクも一切飲まないと言うなら、別ですが、
多少の栄養・水分補給をするなら、
車内除菌はするようにしましょう。
なお、直接には車自体ではありませんが、
スマホの除菌もした方がよいです。