僕が野菜の配達で使っていたバイクを買い替えた時、
お世話になったバイク屋さんは、自分でもレースに出ている人で、
いろいろと教えてくれました。
最初にバイクを買ったお店では、マニュアルにこう書いてあるから
と2000キロか3000キロでオイル交換して下さいと言うだけでした。
買い替えたバイク屋さんによると、
「シビアコンディション(過酷条件)」で使うバイクは、
もっと頻繁にオイル交換が必要だとの事でした。
そして、常時、かなりの重量を運ぶ野菜配達は
まさに過酷条件での使用と言えるものでした。
この他、後輪は年1度ぐらい、
前輪はその倍ぐらいの期間で交換する事、
Vベルトと言って、エンジンの回転を伝達するベルトも
年1回ぐらいの交換が必要だと言われました。
これらをしないとどうなるかと言うと、
バイクの劣化を早めるだけとの事でした。
オイル交換の頻度が少なければ、
エンジンが劣化しやすいとの事。
どうも最初に買ったバイクが劣化してきたのは、
シリンダー内に摩耗して出来た金属粉がたまり、
シリンダーを傷つけた事にも一因があるらしいとの診断でした。
タイヤは交換しなければ、ある日、突然、パンクやバーストをします。
その結果、転倒したり、事故にあったりと言うトラブルも起きる可能性があります。
それらがなくても、他の部分に負担をかけ、
結果として、バイクの寿命を縮めます。
Vベルトが切れれば、やはり、他の部分を傷つけ、
場合によっては、修復不能か、
修理出来たとしても、新車を買った方が安上がりと言うぐらいの
ダメージが出る事があります。
早め早めの交換が必要だと言うわけです。
では、これらのメンテナンスにかかる費用はどのくらいなのでしょうか。
店にもよりますが、オイル交換は1回に1,500円~2,000円ぐらい。
毎月から隔月で必要なので、年2万ぐらいの予算は見込んだ方がよいでしょう。
タイヤ交換は1万円前後、Vベルト交換もそのぐらいかかります。
Vベルトとともに他の部品も合わせて換えると、2-3万かかる事もあるでしょう。
つまり、過酷条件で使うバイクのメンテナンスには、最低でも年4-5万はかかるものなのです。
実際に僕が二台目のバイクを使っていた時には、
他にも部品が傷んできたと言うような事が
幾度かあり、
結局、年7-8万、場合によっては10万ぐらいの経費がかかっていたのではないかと思います。