第一回「株主総会」の趣旨説明を続けます。
公的な農業講座で取られている方法は、
だいたい次のようなものが多いようです。
1)受講者に実習区画を提供する
広さは、まちまちで100平米ぐらいの場合もあれば、もっと広い場合も、狭い場合もある
2)隔週ぐらいで実習を行う
3)農作業や野菜の世話についての説明は、座学や実習時に行う
実は、僕自身もこうした方法で講座を運営してきました。
しかし、この方法が「一度も土を耕した事がない農業初心者」の人には、
実は、高度すぎるんじゃないかと思うようになったのです。
1)、2)については、また後で説明するとして、
3)の農作業・野菜の世話についての説明は、実際にはどう行われているか
を考えてみると、
公的講座を受講した人からよく聞く話は、
説明を聞いていない人が多い、
説明どおりにやらない人が多い
と言うものです。
では、なぜ、説明を聞かないのか?
説明どおりやらないのか?
実習時の説明と言うのは、
20-30人の受講者がいて、
講師の先生が
「ハイ、集まって下さい。
今から種のまき方を説明します」
と言うような感じで、行われる事が多い
と思います。
実際、僕もそうしてきました。
受講者の人達は、こうした形で説明を聞いた後、
それぞれの実習区画に散っていきます。
そして、聞いた説明を「思い出しながら」
種まきなら種まきをしようとするわけです。
いろいろ考えてみて、この説明の方法だと、
「説明を聞いていない」、「説明どおりやらない」人が多くなるんじゃないかと
思うようになりました。
つまり、
「みんな集まって下さい。今から説明します」
「では、それぞれの実習区画に散って下さい。
実際にやってみて下さい」
と言う講座のあり方に問題があるんじゃないか
と言う事です。
(「株主総会」と言っているのは、個人を「上場」して「株」に相当するVAを仮想通貨のビットコインで
買っていただくVALUに
おいて、「株主」に相当するVALUERの方に企画案を公開して討議していただく場の事です。
第一回の株主総会では、基礎講習のあり方について、討議していただこうと思っています。
それに先立って、このシリーズでは、なぜ「基礎講習」なのかについて解説し、
議題の趣旨説明をしています。
株主総会をやろうと思った理由については、
https://saienclub.com/valu20190225/>「『株主総会』提案でVALUが売れる
をお読み下さい。