この間、試してきた室内ティッシュペーパーまき。水で湿らせたティッシュペーパーの上に種をおいて、2-4日間、水を吸わせてから、ティッシュペーパーごと、土に埋めてしまう方法です。
秋からいろいろ試してきて、これまで、コマツナ、チンゲンサイ、台湾小白菜、キャベツ、ブロッコリー、サニーレタス、ホウレンソウなどが無事に発芽することが確認できています。
では、大根やニンジン等の根菜類はどうでしょうか。
一応、ニンジンも発芽することは確認できています。ただし、ティッシュペーパーに根があたり、根が割れたり、曲がったりする心配が残ります。
そこで、根菜類については、ちょっと別の方法を試してみることにしました。
ティッシュペーパーまきの良い点は、2点です。
1)種に水を吸わせて発芽過程を始めさせることができる
2)冷暖房が効いた室内で種まきするので、季節を問わず、発芽の第一段階が始まりやすい
水を吸わせた種は、「ベタベタ」していて、手にくっつきやすいので、畑で種まきしづらいのですが、ティッシュペーパーごと、土に埋めてしまうと、この問題もおきません。
根菜類については、適温の室内で種に水を吸わせる良い点を活かしつつ、手に濡れた種がくっつかないようにすることを考えてみました。
まず、コップの中に種と水を入れます。
この時、水をコップいっぱいに入れないことが大切です。
種が水に吸えればいいのですから、種が浸かる程度にコップの底の方にだけちょっと水を入れます。
一晩水に浸けたら、翌朝、取り出して、ティッシュペーパーやザラ紙を敷いた容器の中にあけます。
ティッシュペーパーやザラ紙は2-3枚重ねて敷きます。種をあけたら、上から、2-3枚、ティッシュペーパーやザラ紙を掛けてあげます。
コップの底の方に少量だけ水を入れて種を浸すようにすると、このようにした場合、水はすべて紙に吸収されます。
種は水底ではなく、湿った紙に挟まれた状態で保たれます。こうすると水分と酸素の両方が種に届き、種は水を吸って膨潤しながら、呼吸もすることができます。
1-2日置いたら、畑に持って出ます。出かける前に、いったん、容器に乾いた紙を敷き、そこに種を出します。その上から乾いた紙をかけ、容器に蓋をして畑に持っていくようにします。
果たして、畑で種まきしてみると、種は十分湿り気を持っていましたが、濡れて手にくっつくということはなく、パラパラまくことが出来ました。
既に種は十分膨張し、1ミリかそれ以下程度ですが、根が出てきていました。
まだ、冬場なので、ばっちり、不織布ベタガケ+トンネルに、農ポリもかけて三重保温します。
果たして、これで無事に大根が育つか、成り行きを見守りたいと思います。