「ホトケノザ保温」、コーヒーカス・セルトレイまき

昨年から不織布で二重保温したサニーレタスが、この間の寒波にもミゾレにもやられず、育っています。

不織布をめくってみると、ホトケノザがびっしり。

野菜の周りにホトケノザのような雑草が生えていると、放射冷却現象が起きくくなると思われます。

つまり、わざと雑草を生やして霜害を防ぐやり方もあるわけです。

11月頃から二重保温すると、割と不織布の内側でホトケノザがかなり生えるようです。

2020年は、全般に12月頃から不織布保温をしていますが、2021年秋冬はもう少し早めに不織布保温や不織布二重保温をしていくことを考えたいと思います。

大根や白菜は寒冷紗の中で元気です。中に不織布を入れたりするともっと保温効果が高まるようです。大根の場合、葉を切って不織布をかけると言うのでよいかもしれません。

これらの保温も12月に入ったらすぐにやるぐらいで良いと思われます。

なお、菜の花やシャクシナについては、10-11月頃から不織布と寒冷紗の二重ベタかけ等をしてもよいかもしれません。農家によっては、9月からしている人もいるようです。

これらの菜物は大きく育っていた方が霜にやられにくいようです。

ところで、ティッシュペーパーまきした後、畑に埋めたホウレンソウ、無事に双葉を展開させてきました。コマツナは本葉を出しています。

ティッシュペーパーまき×三重保温でホウレンソウ

割とティッシュペーパーまきがうまく行っているようです。

ところが、この間、ミゾレが降ったりして、農作業ができない日が生じたため、せっかく、ティッシュペーパーまきしたキャベツやブロッコリーの種が畑に埋められない時が出てきました。

土に埋める時機を失したら、もうダメなのか、ちょっと工夫してみました。

セルトレイに「コーヒーカス」を入れ、種の上にかけてあげます。培養土の代わりです。コーヒーを淹れた後の「粉」には適度の水分が残っているため、種は順調に発芽してきます。

この状態で、トレイごと、畑の土の上に置き、トレイの際まで土で埋めます。

トレイの底には穴が開いており、畑の土と接しています。際まで土に埋められた状態のトレイの中の土は、比較的乾きにくいと思われます。

ここで活躍するのが、おせちセットの包装です。

実はおせちセットの包装は、不織布やポリ風呂敷きなど、野菜の保温に使われているものと素材が似ています。

トレイ程度のちょっとしたものを保温するには便利。

と言うわけで、トレイの上に不織布を二枚、その上からポリ風呂敷をかけて「三重保温」状態にしました。

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