クワのふるうフォームを教わる菜園教室♪

畝を立てて種まきをする
DSC_0781畝を立てて種まきをする

バレンタインデー寒波が過ぎ去り、暖かくなってきた見沼菜園クラブ。

そろそろ春野菜の種まきをしよう。

そのために畝を作ろう・・・

と言うのはいいんですが、畝を作るためには、クワや犂で地面を耕し、土を盛り上げなくてはなりません。

備中鍬で雑草ごと、地面を掘り起こし、犂で溝を掘り、平クワで土を盛る・・・

作業ごとに使う道具が違います。

しかし・・・。

初めて犂やクワを使う初心者の人だけでなく、実は菜園ベテランのオジサンも使い方メチャクチャ・・・

「左手は柄の端を持って。右手は柄の先に近い方を持った方がバットを短く持つような感じになるから持ち上げやすい」

「はい、持ち上げたら、そこで右手を離す感じ。そうすると、クワ自体の重さで歯が土に刺さります。」

初めてクワを使う人にこの説明。

「そういえば、昔、餅つきをした時に杵を振るんじゃなくて、杵自体の重さで落下するようにすると楽って教わったような気がする」と言うご発言もありました。

このへんが菜園ベテランオジサンが意外と出来ていないことに気づきます。

「クワの歯は、自分のつま先の前を通過する感じです。そうすれば、自分の足に歯が向かってこないので安全です。」

「遠くを耕すんじゃなくて、足元の土を耕す感じ。つま先の前を歯が通過するようにすれば大丈夫だから、遠くを耕さないで足元を耕しましょう」

と初心者の人に解説しているそばから、遠くにクワの歯を持っていって力まかせに土を寄せています。

そして、土クレをクワの歯を横向きにしてやはり力任せに叩いて壊しています。

「クワの歯を遠くに持っていって引くと無理な力がかかります。足元で動かすようにしましょう。」

「つま先の前を歯が通過するようにすれば安全です。」

「土の中でクワの歯を動かすのをやめましょう。クワは『土を切る』と言う言葉どおり、土に刺さる感じです。」

「平クワを土に並行にあてがうのでなく、エッジ部分を土に当てると『土を切る』感じで地面に刺さります。」

初心者の人の場合、おっかなびっくりでやっているので、動きがぎこちなくても、あまり「力任せ」と言うのはありません。疲れやすいフォーム、動作を矯正していけば大丈夫です。

菜園ベテランの人で「間違った動作」を覚えている人の場合、「力任せ」に土にクワを叩きつける感じになってしまっているので、無理な力がかかります。

怪我もしやすいですし、道具も壊しやすいので危険です。

さて、みんながクワや犂を動かしている間も、ニンジンだ~い好きって、優しいオジサンに見守られながら、掘り残したニンジンないかなぁって探している人とか、

野菜クズを捨てる穴を掘っておいたら、温泉だぁって、その前に管を通して、遊んでいる人がいました。

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