半農予備校・菜園起業大学の年間栽培実習は毎週・土曜日10時からです。僕の方はだいたい8時ぐらいに畑について、10時までの間、販売する野菜の収穫をしたり、農作業をしたりしています。
今回も僕が翌日の県庁朝市で売る野菜を収穫して、袋詰しているところに、菜園起業大学の受講生が到着しました。
野菜を洗ったり、袋詰したりしている僕を、そうやって売るんですか?と興味津々で見つめる受講生。
ニンジンや大根のような根菜類を袋詰めして、葉の部分を麻紐で縛る僕。
そうやって麻紐で縛るとなんか高級感が出ますねと言う受講生。
こうやって、包装すると、なんか可愛いと言って買ってくれる人もいるんだよって話す僕。
話しているうちに興味を覚えたのか、自分が実習で育てたカブやサニーレタスを包装しようとしはじめました。
こういう袋、どこで買うんですか?
近くのホームセンターで売ってるよ。
あ、じゃ、買いに行きます。
あ、そこは、一回、サニーレタスを水につけて、葉物はいったん、水につけてそれから切った方がいいよ。
カブはざっと洗って、泥を落として、それから、こういう布を使って、仕上げをして・・・
僕も自分がふだんやっている作業について伝えていきます。
どうにか、「売り物」の形になってきた野菜を自分の車に運び、コンテナに入れた方がいいんですか?
と聞く受講生。
いや、コンテナに入れろとか法律でそういう決まりはないよ。ただ、例えば、工業製品の場合だったら輸送中に振動でICチップが外れないように梱包するとかあるでしょう?
野菜の場合は、途中でしなびたり、蒸れたりしないようにする、例えば、このサニーレタスを入れた袋は、穴が開いていて、蒸れないようになっている、水につけてしなびないようにするとともに、こういう穴が開いた袋を使って蒸れないようにすることも大事。
そういう風に、単に野菜の「梱包の仕方」だけでなく、なぜそうするか、どこがポイントかを伝えていきます。
自分の家の前に野菜並べてご近所の人に売ってみます。
半農予備校・菜園起業大学では、「講座内起業方式」で野菜の販売や菜園教室開催の体験を受講生の方にしていただいています。