春土用、穀雨の曇天・雨天で最高気温水準が平年値に近づく・・・「2023年4月」

桜餅イメージ画像

さいたま市の2023年4月の最高気温積算値は595.9℃。1980年以来44年間で第2位です。
最低気温積算値は290.7℃で暖かい方から数えて第3位でした。
このように2023年は「かなり暖かい4月」だったと思われます。

また、雨も少なく、総降雨量は42.5mm、少ない方から数えて第5位でした。

降水量1mm以下の日は25日で全体の83.3%を占めています。

1980年以来4月の降水量1mm以下の日の割合は69.7%なので、例年に比べて雨が降る日も少なかったと言えます。

最高気温積算値の5年移動平均を見ると、1980年代は500℃近辺でしたが、2020年代は550℃台近辺です。

さいたま市については、1980年代の4月に比べて、2020年代の4月は日最高気温1.5℃程度高い水準になっていると言えます。

これは高いと言えば高いのですが、晩秋から春にかけての各月の日最高気温水準を1980年代と2020年代で比較してみると、

11月 約1℃高

12月 約1℃高

1月 約1℃高

2月 約2-3℃高

3月 約4-5℃高

と月を追うごとに、2020年代の方が「温暖化」していることが分かります。

4月については、1-3月までとは逆に1980年代との差が縮小する方向に向かいました。

実際、最高気温の日変化をみてみると、4月中旬までは日によって平年値(1980-2022平均)3-5℃高い時がありました。

しかし、半ば頃から平年値並み、または下回る日が目立ち始め、平年値より8℃も高くなった22日以降は、しばらく平年値を下回る日が続きました。

さいたま市2023年4月中下旬の最高気温、日照時間、降水量の日毎の変化を比べてみると、雨が降らないまでも日照時間が短くなっている日に気温が低下している事が分かります。

4月17日は春土用入り、4月20日は二十四節季の「穀雨」、24日が土用の中日のです。

4/25は、関東や九州で降雹のピーク日とされます。春土用、穀雨前後は大気が不安定化しやすい時季だと言えます。

2023年については、この時季に曇りや雨の日が続き、気温が低下して、「平年並み」の水準に近づいたようです。

引き続き5月、6月の分析を行い、2023年の春から「梅雨」にかけての天候の移りゆきを考察していきたいと思います。

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