今回、菜園起業入門セミナーを受講された方は、2-3年前に市民農園に通った経験があると言う男性の方。
かなりの遠距離で通っていたため、毎週は農園に行けず、隔週ぐらいだったそうです。
2週間の間に、草がたくさん生えてしまったり、オクラが育ちすぎて硬くなってしまったり・・・
いろいろな経験をなさったとか。
しかし、それでも、農業を副業にすることは可能なのか?、
そんなことを考えて、受講して下さいました。
そこで、重点的にご説明したのは、半農半X生活全体の組み立て方についてです。
つまり、半農半X生活をする場合、半農半Xの「X」の部分ももちろん重要になります。
副業として菜園起業を考えると言うことは、半農半Xの「X」の側で生活が成り立つ収入を稼いでいないといけません。
他方、副業であっても、やはりお金を稼ぐ以上は、「農」の側でも真剣に継続する努力をしないといけないわけです。
「二足のワラジ」を履く生活は大変な面もありますが、土に親しむことを生活の中に取り入れる楽しさもあるわけです。
季節ごとの畑や周りの自然の変化を楽しみながら、大変なことも「ポジティブ」に発信していくことで、周りの人達の共感を得て、人間関係を形成していくことができる、その可能性について語りました。
また、「就農」に際して、他に仕事を持っていることや、通作(他の地域から畑に通って耕作すること)が、農業委員会からどう受け止められるかと言った点についても解説しました。
受講した方は、かなりの実感を持っていただいたようで、今度は菜園教室に参加してみるとおっしゃっていただけました。
土に触れて最初の一歩を踏み出したところから、二歩目、三歩目を支援して、半農半Xの農家を目指していく道筋を、これからも応援してきたいと思います。