半農希望者が次々やってくる

このところ、見沼菜園クラブには、「半農希望者」の方々が次々とやってきています。

農業で食っていけるか?と言うご相談から始まったのが、10月ご来場の方。

ご相談を聞いているうちに、ある農法について興味を持っていて、そう言う農法を菜園起業大学でどう考えているかと質問されました。

菜園起業大学の講習は、特にこの農法を勧めるとか、この農法には否定的とかと言う事はありません。どういうやり方でやるにしろ、農業をやる以上は共通となるような土台=基本的な技術や知識をお伝えするようにしています。

むしろ、そう言う事をやりたいのだったら、こうした方がと言うようにその方のご希望に即してアドバイスをするようにしています。

もっとも、そうした志向と言うのも後から変わるものです。全く実習をしないうちは、本やメディア、ネット等で得た情報を元に漠然と、こんなのがいいなあと思うものですが、実際にやってみるとまた考えが変わっていくのもよくあること。

とりあえず、一度、土に触れてみませんかと、一日菜園教室にお誘いしてみました。

かくして、ご家族を伴ってご来場。

初めてアメリカンレーキを使って、草を取る事を体験して、へぇ、こんな簡単に草取りできるんだとつぶやかれました。

もちろん、草の生え方により、アメリカンレーキが有効な場合もそうでない場合もあります。ですから、「いつも簡単に」とはいかないこともあると思います。

ただ、それよりも、実際に草取りの方法の一つを体験してみて、こんなやり方もあるんだと気づかれた、その事が重要なのです。

かくして、草とりをした後の土を耕し、畝(野菜を植えるために土を盛り上げた場所)を作り、ニンジンの種まきをして帰っていかれました。

後日、あのニンジン、芽が出ましたよとお伝えすると、また見にきたいとの事。

こうして、野菜が育つ様子をみて、また、気づきを得る、こういう体験や感想の一つ一つを通じて、「半農生活ってこうして実現していくんだ」と言う自分なりのイメージを持っていただければと思うのです。

その後、今後、農を自分の人生に取り入れたいとか、以前、働いていた場所でたまたま農業の実習を経験したが、今後、取り組んでみたいとか、いろんなご相談を受けるようになりました。

その都度、一日菜園教室にお誘いしています。

一日菜園教室から年間の菜園教室の会員、そして、菜園起業大学の受講とステップアップし、その後、食に関わる起業をされた方もいらっしゃいます。

まずは、自分の世界の中に農を組み込んでみる、そのために土に触れる菜園デビューをしてみる、

そんな出会いをお待ちしています。

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