土用入寒波に注意する・・・2022年1月

今年は小寒の前日1/6に雪が降りました。

翌7日は最低気温が-8.3℃まで下がりました。

見沼菜園クラブでは、「枯れ草囲い」により白菜は無事でしたが・・・

さて、今年1月のさいたま市の最高気温積算値は、1980年以来43年間で暖かい方から数えて22位、最低気温積算値は寒い方から数えて17位でした。

積算値をみる限り、例年に比べ特別暖かいわけでも寒いわけでもなかったと言えます。

しかし、野菜への被害と言う点からみると、気温の積算値や平均値だけで考える事はできません。

畑で白菜や大根が凍害に会う例を見ていると、冷え込みや寒波が厳しい時、雪が直接、野菜にあたってしまった時に起きやすいようです。

畑での「実感」としては、最低気温-5℃ぐらいから「要注意」領域のようです。

毎年1月に最低気温-5℃以下になる日がどのくらいあるか確認してみたところ、全然ない年もありました。

1980年以来の気象庁觀測データでみると、0回の年が15回、1回だけの年が8回、2回の年が7回でした。

一方、5回、6回、8回、10回と言う年が各2回ありました。

つまり、-5℃以下に冷え込む時は、全然ないか、あっても1-2回と言う年が全体の3分の2を占める一方、5-10回ぐらいと「頻発」する年も4分の1程度あるわけです。

一方、日付別でみると、最低気温-5℃以下の日は、小寒(1月5日頃)の後ぐらいから出現日数が多くなり、大寒(1月20日頃)から1週間後ぐらいから少なくなっていくようです。

この期間はだいたい冬土用入り(1月17日頃)、前後10日程度に相当します。

凍害を避けるには、今年は最低気温-5℃になる日が多い「当たり年」になりそうなのか、そうでないのかを最初にチェック、

次に当たり年でない場合でも土用入り前後10日ぐらいを要注意期間として対策を講じるようにした方がよいかもしれません。

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