Ⅱ.菜園起業の魅力

ミダス王は、神様に手で触ったものを全て黄金に変える力が欲しいと願ったそうです。願いがかなった結果、食べ物も飲み物も黄金に変わってしまうため、王は何も食べることが出来なくなり、最後には最愛の娘まで黄金に変わってしまったとのことです。
困り果てた王は、神様に「触れたものを黄金に変える力」をなくして欲しいと願い、田園に移って生活をするようになったと言われています。
人が生きる上で必要なのは、具体的な「モノ(衣・食・住)」や「コト(サービス)」であって、お金は「手段」に過ぎなかった、この神話はそうした原点を思い起こさせてくれます。
田舎の農地や古民家などを手に入れつつ、自分で食べ物を育て現金も稼ぐ「菜園起業」は、そうした原点に立ち戻る「生き方」それ自体でもあるのです。


ミダス王の神話についての解説はこちら>>

「お金」が自己目的化してしまう社会の有様を描いたシェイクスピアの戯曲。

「金貨か。こがね色の、きらきら輝く、貴重な、金貨か。ああ、神々よ、私は偶像崇拝の 徒ではありませぬ。どうぞ木の根をお与えください。だが、これだけの金貨があれば、黒を 白に、あばたをえくぼに、悪を善に、貧民を富豪に、老いを若きに、あさましいをいさまし いに変えることができる」と言うセリフは、マルクスが「資本論」で引用しています。

 

 

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