1)ひとつひとつの基本技術は様々な野菜で共通

基本技術は、種まき、苗植え、間引き等の農作業のやり方の事です。ひとつひとつの基本技術のやり方は、様々な野菜でほぼ共通しています。
つまり、種まきには種まき、苗植えには苗植えの作業のポイントと言うものがありますが、この「ポイント」は、野菜の種類を問わずだいたい共通しているわけです。

野菜の種類によって、種まきの方法が大幅に違うと言うことはありません。作業のポイントもだいたい共通しています。
ですから、基本技術は、それぞれの農作業のポイントを理解するようにすれば、短期間に覚える事が可能です。
たいていの場合、なんらかの農業研修を一年受ければ、ほとんどの基本技術はマスターすることが出来るようになるでしょう。

(なお、基本技術のやり方は、どの野菜でもだいたい共通していますが、必要な基本技術の種類は野菜によって異なっています。
例えば、ジャガイモやサトイモなどのイモ類を育てる場合には、「土寄せ」が重要になりますが、ホウレンソウや小松菜などの葉物を育てる時には、あまり「土寄せ」は行われません。
同じ基本技術がいくつかの野菜で使われる場合、例えば、「間引き」は、大根でもニンジンでも行われますが、大根の間引き方法とニンジンの間引き方法が大きく違うと言うことはありません。
しかし、サトイモ栽培では「間引き」は行われません。)


基本的な種まき方法(1)

点まき

 

 


基本的な種まき方法(2)

スジまき

種まきには、地面に一定間隔で「くぼみ」をつけ、それぞれの「くぼみ」に数粒づつ種をまく「点まき」

と地面に「まきスジ」をつけて、「まきスジ」の中にパラパラ、お料理にお塩を振るように種をまいていく「スジまき」

があります。

こうした基本技術は、どのお野菜の種をまく場合でも、ほぼ共通しています。

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