カラフルバーを作ってみました>障がい者が出来る野菜栽培マニュアルづくり

障がい者が出来る野菜栽培マニュアルづくり」、農機具を使った時どのくらいの幅で溝が掘れるか実測の次は、作業時に手軽に幅を把握して、どこに農具の歯をあてがうかわかりやすくする方法の検討です。

今回は、カラフルバーを作ってみました。

手元にあった材木を1メートルの長さに切り、百均で買ったカラーテープ・・・これ実は、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットのために買ったものです。お客さんごとに、この人はネギ多めって言ってたからとか、小松菜よりサニーレタスがほしいって話だったよなとか、そういう時に、黄色とか緑とかのテープを包みに貼って、ハイ、緑テープの包みにはサニーレタス入れるみたいに仕分け作業を円滑化するために買ったものです・・・

そのカラーテープを今度は農作業の円滑化のために使ってみようと言う事です。

テープの幅がちょうど5センチなので、材木に巻いてみると5センチメモリのカラフルな棒が出来ます。

畝の「センター」になる位置に杭を打った後、カラフルバーを地面においてみると、センターから5センチずれた位置、10センチずれた位置と言うのが、一目瞭然に分かります。

では、今回はセンターから右に10センチずらしたところ、次は30センチずらした位置で・・・と犂を動かしてみると、きちんと畝が出来ていきます。

実は、ふだんの畝づくりよりも、犂を引くのが少ない回数で済みました。

上の写真は犂で溝を掘った時、溝の脇に盛り上がった土の「山」と「山」の幅がどのくらいになるかカラフルバーで確かめてみた時のものです。

だいたい、中心から15センチのところに「山」が出来ています。つまり、「山」と「山」の間隔は30センチです。

こういう風に、この作業をしたら、どういうの位置に溝や「山」ができるかをチェックして、では、目的とする畝を作るには、この位置とこの位置で犂を動かせばいいと計算して作業すると、犂を動かすが「最小限」の回数で済むのです。

ふだんは、自分の感覚で「なんとなく」動かしていて、いちいち計測するのが面倒くさいと思っていました。

しかし、そうやって「なんとなく」やっていると、実は無駄な動きも多く、計測して動かした方が少ない動きで同じ結果が得られることが分かったわけです。

計測しながらの作業を繰り返してみれば、例えば、大根の畝を作る時は、この位置で犂を動かす、ホウレンソウの時は、この位置でと最も効率のよい方法を「マニュアル化」出来ます。

また、人に説明する場合も、「センターから2つ目の赤いテープの位置に犂の歯をあてがう」と言うように「伝わりやすい言い方」で伝達が出来ると思います。

「しょうがい者が出来る野菜栽培マニュアル」づくりは、自分自身の農作業の効率化にも役立つようです。

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