立冬と小雪の中間で冷え込む日が増える

イチョウの黄葉イメージ画像

ハロウィーンが過ぎると、埼玉県南部では、あまり野菜の種まきをしなくなります。

野菜の生育期に気温が上がらず、種まきしてもあまり育たないと予想されるためです。

赤棒グラフは、立冬と小雪

さいたま地方の1980-2020年までの気象データをみると、

立冬(11/7頃)と小雪(11/22)の中間、11/11-15頃から、最高気温が20℃を超える日が少なくなっていることがわかります。

赤棒グラフは立冬と小雪

最低気温5℃以下の日は、11/15頃から増えています。

立冬と小雪の中間、11月中旬頃から日中の気温が上がらず、夜間は冷え込む日が増えてくるようです。

緑丸は、立冬と小雪

2020年11月のさいたま地方の最高気温積算値は、11月としては1980年以来最大となり、記録的に「暖かい11月」だった事が分かります。

しかし小雪の日こそ最高気温20℃を越えたものの、それ以後は20℃以下となっています。

「暖かい11月」の埼玉県にも、冬の訪れは確実に近づいてきたのでしょう。

ところで、暖かい11月、見沼菜園クラブでの野菜の生育は順調でした。

超猛暑で秋野菜の植え付けが遅れたりして、年内の野菜供給が心配されましたが、遅れを取り戻すかのように順調に育ち、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットでも大根や葉物類を提供できました。

イチョウの黄葉は、最低気温が10℃を下回るあたりから起きてくるそうです。

11月に入ってから種まきできる野菜には、ソラマメやエンドウマメなどのマメ類、ホウレンソウなどが挙げられます。保温をすれば、キャベツなどの育苗も不可能ではないでしょう。

今年、見沼菜園クラブで10月中から不織布で保温をしたホウレンソウは逆に蒸れてしまいました。

今後は、こうした種まきや保温をする時期の目安として、「イチョウの黄葉前・黄葉後」と比較していくことも検討課題のように思います。

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