8月と言えば猛暑。
あまりに猛暑が続くと土が乾き、どころか、深く掘っても水分がないような状態になります。
こうなると種をまいても発芽してくれません。
一方、秋野菜は生長期に気温が下がると光合成が進まず、十分発育してくれないこともあります。
また、秋になるとナスやピーマンなどの夏果菜類の収量が落ちます。
それらに代えて葉物の供給を秋早いうちからしていきたい・・・
こうして、例年暑いうちから秋野菜の種まきを始めるのですが、超猛暑だと発芽してくれないので、いつもハラハラドキドキの状態で8月が過ぎていきます。
さて、1980年以降のさいたま市の気象データをみると、35℃以上の猛暑日は立秋前後に出現しやすく、ついで8月15-18日、いわゆるお盆シーズンに多い事がわかります。
しかし、2021年は8月4-6日、10日には猛暑日と例年にやや近いパターンでしたが、8月15日前後は雨が降って気温は大きく下がりました。
再び、猛暑日が出現したのは、8月26日の事です。
今年の見沼菜園クラブは、新しく開設した麦茶とお堀農園の草刈りに追われ、なかなか秋野菜の種まき・植え付け準備が進められませんでした。
しかし、秋野菜が発芽しやすい条件にあったのは事実です。
8月の農作業は猛暑日がどのような形で出現するかを考えてしてみるとよいかもしれません。