2月はなかなか最高気温が15℃以上の日が訪れず、10日ほど「遅い春」でした。その後、3月上中旬は暖かい日が続き、5月の陽気とも言われる事もありました。
しかし、3月22日は「寒の戻り」とも言われ、みぞれまで降りました。
2022年3月のさいたま市は、1980年以来43年間で最高気温積算値は暖かい方から数えて第4位、最低気温積算値も同じく暖かい方から数えて第6位で、全体としては「暖かい3月」だったと言えます。
しかし、3月22日には最低気温0.7℃、23日には-0.1℃と0℃付近まで冷え込んだ事がわかります。
1980年以来、日付別に最高気温20℃以上の出現日数を見てみると、春分の日前後から増えている事がわかります。
ただ、春分の日の数日後、3/22-3/25ぐらいには最高気温20℃以上の日の出現日数は減っている事もわかります。
また、春分の日の直前ぐらいから最低気温0℃以下となる日は激減していることもわかります。
ただ、春分の日以後3月末にかけて、0℃以下になる日が見られる事もあるようです。
暑さ寒さも彼岸までと言う言葉どおり、春分の日前後で冬の寒さが落ち着くのは事実です。ただ、春分の日を過ぎても暖かくならない日、冷え込む日は存在し、それが「寒の戻り」と呼ばれる状態であるようです。
なお、白菜や大根、キャベツなどの凍害は、畑でみていると気象庁観測データで最低気温-4℃~-6℃となる時に生じる事が多いようです。
春分以後の寒の戻りによる凍害はあまり見られないようです。
ただ、春分の前週にはサニーレタスやホウレンソウ、菜の花などがもっと大きくなって収獲出来るようになるのではと期待していたものが、期待していたほど採れなかったと言うことは起きました。
春分後前後の陽気に注意を払うことは、野菜の生育、収獲予想をする上で重要だと思われます。
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