下旬は行き過ぎた皐月晴れ・・・2022年6月

「皐月(さつき)晴れ」はゴールデンウィークの頃の爽やかな初夏の様子の事ではありません。

皐月は旧暦5月の事で新暦の6月頃に相当します。この時季の強烈な日差しが「皐月晴れ」なのです。

夏至(6月21日頃)は、年間でもっとも太陽高度が高くなる時です。このため、晴れると日差しがとても強くなります。

日本では6月は梅雨時でどんよりした日や雨の日が多いため、夏至=真夏とあまり感じられません。

しかし、英語のミッドサマーは夏至の頃を指しています。シェークスピアの「真夏の夜の夢」は夏至の夜の物語です。梅雨のない国では、夏至の時期こそ真夏なのかもしれませんね。

なお、皐月(さつき)自体で旧暦5月を指しますので、「新暦皐月」や「旧暦皐月」は誤った表現です。

「新暦皐月」は存在しません。「旧暦皐月」は、「旧暦『旧暦6月』」と言っているようなもので変な表現と言えます。

「皐月(旧暦6月)」なら表現として間違っていません。

それから五月雨(さみだれ)は、梅雨時の雨の事です。

さて、さいたま市の2022年6月は、1980年以来43年間で最高気温積算値第2位でした。

では、全体として「暑い6月」だったのかと言うとそうでもなかったようです。

1980年以来の観測データで最高気温積算値第一位だった2010年と比較してみると、前半は2010年の方が最高気温が高い日が多かった事がわかります。

2022年の日毎の最高気温を平年値(1980-2022年の平均値)と比較してみると、各日で平年値より最高気温が低かった日が8日、高かった日が22日あります。

6月17日以降はすべて2022年の方が平年値より高くなっています。

逆に言うと、6月16日以前は平年値より低い日が8日、高い日が9日でした。6月前半は、梅雨寒の時もあり、特別に暑い状態ではなかったと言えます。

6月23日以後、最高気温は2010年の値を上回り続けました。そして、6月24日以降、最高気温は30℃以上、24日と26日を除き35℃以上で推移しました。

上旬~中旬は平年とそう大差ない状態だったが、中旬後半頃から暑い日が目立ち始め、下旬に入って極端な「皐月晴れ」が生じたのが2022年6月のさいたま市だったと言えそうです。

ところで見沼菜園クラブでは、夏至のあたりからオヒシバやメヒシバのようなイネ科雑草、シロザ、イヌビエのような生長すると人の背丈を越えるようになる草が目立ち始めました。

また、同時期頃からズッキーニが収穫できるようになってきました。

雑草の種類と季節の関係について、今後、観察を継続していきたいと思います。

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