4)ITの活用で「菜園起業&半農生活」が可能に

かつて、マルクスは「朝には狩り、午後には釣り、夕には牧畜、夜は書斎で過ごす」と田園生活と知的生活を融合した生き方を理想として唱えました。
現代において、こうした生活は、ネットサービスを利用することで案外と簡単に実現可能になっています。
菜園クラブの場合、土日に菜園教室、週1回の野菜の宅配と「現業業務」は週3日程度です。管理業務は、すべてネットサービスで行い、週2-3時間程度で済んでいるので、残りの時間は、新しい企画を作ったり、「副業」をしたりすることに費やすことが出来ます。
「副業」は普通のアルバイトでも良いのですが、今やろうと思っている事は、聖書や日本書紀、平家物語等の古典や原典を面白おかしく読みながら、楽しく情報解読・活用能力を高めてもらう塾です。
「晴耕雨読」生活の現代版かなあと思っています。
このように、IT技術は、菜園起業&半農生活の強い味方なのです。
例えば、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットの場合、個人客や飲食店の方にメールやFAXを一斉同送して注文を受け付け、ご注文内容をデータベースに入力すると、農家さん毎の発注数が自動集計されるので、各農家さんにお野菜を発注すると言う流れで運営されています。
農家さんから集まった野菜は、今度はお客さんごとに自動集計されたシートを見ながら仕分けて、それぞれの方にお届けしています。
朝、集荷したお野菜をその日のうちに多くのお客さんに宅配できるのも、自動集計データベースがあるからです。
自動集計データベースは、クラウド上で動く「表計算」ソフトで作られています。「関数」などに詳しい人なら手作りする事が出来るでしょう。菜園起業サロンに参加される方には、菜園クラブからデータベースひな型のシェアもしています。

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